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合格はゴールではない!
「学校ミスマッチ」の恐怖

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杉浦由美子
すぎうら・ゆみこ●ノンフィクションライター、ジャーナリスト。教育や受験、親子関係をテーマに取材・執筆活動を行う。親の世代間ギャップや承認欲求など、現代の親のリアルな心理や学校の最新事情を足で稼いだ独自視点の記事が人気。著書に『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)、『女子校力』(PHP新書)など。

 中学受験生を抱える多くの親にとって、合格は待ち望むゴール。入学したら輝かしい中学生活が待つものと信じて疑わない親もいるだろう。

 しかし実際のところ、合格は学校生活の始まりにすぎない。受験ジャーナリストの杉浦由美子氏によれば、入学後に「こんなはずではなかった」と後悔する親の声を、毎年必ず耳にするという。

「多くの親御さんが『どこに合格できるか』に神経を集中させる一方で、『合格した学校で子どもが幸せに過ごせるか』については、意外なほど深く考えていない。盲点になりやすいのが、生活面のミスマッチです」(杉浦氏)

 入試を突破しても、学校の文化や校則、部活の雰囲気が子どもの性格に合わなければ、日々の生活はじわじわと消耗するものになる。

 例えば、文化祭でハキハキと答える在校生を見て自由な校風だと思っていたら、予想外に校則が厳しくて苦しむ場合もある。

「入学を機に都心の学校に通うようになると、放課後にカフェに寄りたいと思う子もいる。しかし寄り道禁止の学校なら、コンビニでも指導の対象です。それだけで学校から連絡が来るので、親御さんは驚いてしまう」(杉浦氏)