子どもの特性を分類する
「才能タイプ理論」とは

 私は「才能タイプ」という理論をもとに、子どもの特性を統計的に90のタイプに分類しています。

 この分類は40個の質問から10種類の「学び方の傾向」と9種類の「行動の傾向」に分けて、90パターンの才能発揮のスタイルを導き出すものです。

「学び方の傾向」とは、情報の取り入れ方の違いです。ベースとなるのは、視覚的なアプローチに反応しやすいのか、言葉・聴覚に反応しやすいのか、それとも体の感覚や雰囲気といった身体感覚に反応しやすいのかという3つのアンテナです。誰もがこの3つを持っていますが、その濃淡の組み合わせによって10のタイプに分かれます。

 一方、「行動の傾向」には「社交度」と「楽観度」という2つの要素があり、この強弱(高・中・低の組み合わせ)によって9タイプに分類されます。

 実は学校選びという文脈においては、「学び方の傾向」よりも「行動の傾向」のほうがはるかに重要な指標になります。なぜなら多くの中高一貫校においては、「学び方の傾向」に対するさまざまなアプローチ(ICTの導入やグローバル教育など)がすでに充実しており、教え方にはそれほど大きな違いがないからです。

 その一方で学校の「文化(校風)」に関していえば、それぞれまったく異なる世界が広がっています。

 この学校の「文化」と子どもの相性を測るものさしとして活躍するのが、「行動の傾向」から学校を選ぶ方法です。

「行動の傾向」のベースとなる「社交度」と「楽観度」の2つの軸を掛け合わせた「4つの環境(方向性)」に焦点を当てると、わが子に合う学校の輪郭が非常にクリアに見えてきます。

 具体的にその2軸を学校選びの指標に当てはめ、子どもたちが心地よく過ごせる「4つの環境」を示したのが次のページの図です。図では「行動の傾向」にある9タイプのうち、学校選びの指標として分かりやすい4つの方向性を抽出しています。