タイプ別学校選び図

わが子の「社交度」が
学校の校風と合っているか

 まずは「社交度」について考えましょう。この行動軸には、人と一緒に活動したい社交度の高い子から、1人で活動することを好む社交度の低い子まで、その子の行動特性によって濃淡が生まれます。

 たとえば、社交度の高い子が居心地よく過ごせるのは、運動会などの学校行事の開催に積極的で、行事数自体も多く、普段の授業でもグループ学習やチームでの活動を大切にしており、体育会系の部活にも熱が入る学校といえます。

 片や、社交度の低い子が居心地よく過ごせるのは、一人ひとりが自分の時間を快適に送れるように、図書館や実験室など教室以外にも生徒が快適に過ごせる「居場所」がたくさんあり、部活や同好会の種類が豊富な学校です。生徒3人以上で申請すれば同好会を立ち上げられる学校などは、その典型です。

 ここで大切なのは、どちらがいい、悪い、という話ではないことです。

「社交度」には、生まれ持った気質的要因が大きく影響しています。あらかじめ備わっている特性であるため、訓練などによって無理に変えようとするものではありません。「集団の中で過ごせば社交性が高まる」というのは誤った根性論にすぎません。

 外から見て「あまり活発に活動していない」ように映る学校でも、その子にとっては非常に豊かな学びの場になることがある。親はまず、この視点を持っていただきたいと思います。

「楽観度」と校風の
相性も見逃せない

 次は「楽観度」です。楽観度は慎重度との濃淡で捉えることができます。

 楽観度の高い子は、「まずはやってみよう」というポジティブな空気の学校で、のびのびと育ちます。一方で慎重度の高い子にとっては、その空気がストレスになります。慎重であるがゆえに、自分で納得がいくまで確認してから行動したいと思うからです。その慎重さこそが本人にとっての「ポジティブさ」であって、周囲に否定されるものではありません。