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親の思う「良い学校」が
子どもの「幸せ」にはつながらないことも?

 親が「良い学校だ」と思う学校に入学することは、必ずしも子どもの幸せには直結しません。これは、私が長年にわたって何千件もの家庭に関わってきた中で、繰り返し実感してきたことです。

「幸せ」の形が見えにくくなっている時代に、「どうすれば幸せに近づけるのか」ということ自体、親にも正解は分からない。正直なところ、親の判断が子どもの感情や感覚に寄り添っているかどうかも怪しいケースが少なくありません。

 親は既存の偏差値の序列だけで学校選びをしていても、子どもの幸せには近づかないことを薄々感じながら、それ以外の判断基準を持てないままでいる。全国の中学校において不登校が増え続けている(※)のは、このような問題と無関係ではないでしょう。

※編集部注:文部科学省の令和6年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、中学での不登校者数は10年以上連続で増加傾向にあり、令和6年度は過去最高の21万6千人強となった。