寺島英弥 河北新報社編集委員 てらしま・ひでや/河北新報社編集委員。1957年、福島県相馬市生まれ。早大法卒。著書に「悲から生をつむぐ 『河北新報』編集委員の震災記録300日」(講談社)、「東日本大震災 希望の種をまく人びと」(明石書店)、「東日本大震災3年目 海よ山よ、いつの日に還る」(同)など。ブログ「余震の中で新聞を作る」。 第534回 「減収1000万円」米価暴落が被災地農家を襲う アベノミクス選挙が忘れた被災地の現実――河北新報社編集委員 寺島英弥 寺島英弥 「アベノミクス」をめぐる論戦に明け暮れる衆院選から、被災地は忘れられたかのようだ。震災から復旧しつつある農家を、本年産米の米価暴落が襲った。宮城県石巻市の農家は、「支援が消えれば、地域で踏ん張ろうとする担い手もいなくなる」と訴える。 2014年12月12日 0:00