東 えりか
種を残すための渡り鳥の叡智、ライオン、オオカミ、ハイエナのリーダー争い、クジラやイルカとシャチの闘いは実況中継のようで手に汗握る…生物好きの小学校高学年から読める730ページ超の「レンガ本」とは
発売たちまち重版続々のベストセラー!! ウォール・ストリート・ジャーナル、ガーディアン、サンデータイムズ、各紙絶賛! 生き物たちは、驚くほど人間に似ている。ネズミは水に濡れた仲間を助けるために出かけるし、アリは女王のためには自爆をいとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営し、ゾウは亡くなった家族の死を悼む。あまりよくない面でいえば、バッタは危機的な飢餓状況になると仲間に襲いかかり、動物園の器具を壊したゴリラは怒られるのが嫌で犯人は同居している猫だと示す…といったように、どこか私たちの姿をみているようだ。シドニー大学の「動物行動学」の教授でアフリカから南極まで世界中を旅する著者が、好奇心旺盛な視点とユーモアで、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動、自然の偉大な驚異の数々を紹介。「オキアミからチンパンジーまで動物たちの多彩で不思議な社会から人間社会の本質を照射する。はっとする発見が随所にある」山極壽一(霊長類学者・人類学者)、「アリ、ミツバチ、ゴキブリ(!)から鳥、哺乳類まで、生き物の社会性が活き活きと語られてめちゃくちゃ面白い。……が、人間社会も同じだと気づいてちょっと怖くなる」橘玲(作家)と絶賛されたその内容の一部を紹介します。

第12回
日本の自衛隊には特殊部隊がつい先ごろまでなかったことを知っているだろうか。ある大事件が起こり、それが発端となって創隊が計画されたのが1999年。伊藤祐靖はその企画の最初から関わり、自らが某国の特殊訓練を受け、部隊員の募集、教育、訓練を行い、世界に肩を並べる部隊を作った。

第6回
一般的には60歳以上に多いという脳梗塞。しかし鈴木大介は41歳で発病した。鈴木大介は、貧困家庭の子どもや虐待などから家出した少年少女など一般社会から早い年齢で零れ落ちた人々を丁寧に取材しているルポライターである。多忙を極めていた2015年の初夏、左手指にしびれを覚えた。
