安藤広大
新入社員が配属されて落ち着いてきた頃、各職場の上司からは毎年のように繰り返される「最近の若者は…」という嘆きの言葉。嘆く前にまずは自分たちが上司として「正しい行動」ができているか見直すべきだ。

新年度が始まって新入社員も入り、人事異動があった会社も多いだろう。多くの人は「良い上司」でありたいと思うことだろう。しかし、多くの人が描く「良い上司」とは、「最低最悪の上司」なのかもしれない。

新入社員に対して、「やる気を出させる教育」などをしていないだろうか。このように、仕事に対して「頑張る理由」を与えることは、本人の人生のためにも絶対にしてはならない。

3月から就職活動が解禁となった。就活を始めた学生や新入社員に対し、しばしば会社側は「夢」を考えさせて、発表させようとする。しかし、こうした行為は若者にとってはむしろ“有害”である。

最近、「部下に人気のある上司」が理想とされているせいか、「部下を叱ることができない上司が増えている」という話を頻繁に聞くようになった。なぜ、部下を叱ることができないのか、なぜ、叱る必要があるのか。

去年入社した新入社員は、期待通りに成長しているだろうか。新入社員が育たないのは、新入社員が持つある種の「勘違い」が原因であることが多い。その勘違いとは何か。なぜ、そのような勘違いを抱いてしまうのか。

長時間労働や残業は、なかなか減らない。その原因として「頑張っている姿」を見せる文化や「残業代が貴重な収入源」という問題のほか、上司の何気ない言動が部下の頭の中の「優先順位」を崩壊させている。
