松永美樹
莫大なコストをかけて採用した人材に最初の山場である夏を超えさせて、「使える」人材に育成するのは上司の役目。彼らとのコミュニケーションを円滑にする、3つのポイントを学んでいきましょう。

自分でも工夫して話しているつもりなのに、「部下にまっすぐ指示が伝わらない」「頼んだとおりにしてくれない」と悩んでいるマネジャーは多いと思います。コミュニケーションには、会話や文字などによる「verbal communication(言語的コミュニケーション)」と顔の表情や声の大きさ、視線、ジェスチャーなどによる「non-verbal communication(非言語的コミュニケーション)」があります。

異なる世代や環境の人と、リアルにコミュニケーションを取ることを苦手とする若い世代は、自らの生活をSNSで拡散し共有し、「いいね」で共感してもらうことを好みます。その理由としては、「承認欲求」が満たされるからと言われています。「承認欲求」の強い若い部下を上司としてどう扱い、いかに力を発揮させるかを考えたいと思います。
