船橋洋一
第6回
米中が戦えば世界で一番影響を受ける日本。ともに戦うのか?未来の同盟関係を考える【船橋洋一氏寄稿Vol.2】
台頭する新興国と、守りに入る覇権国がいつしか戦争に突入する要件を、過去500年の事例から分析し、現代の米中関係への示唆を提示した、アメリカ2017年上半期のベストセラー歴史書『米中戦争前夜 新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ』。本書の指摘にある、新興国と覇権国それぞれの同盟関係のもつれが戦争を引き起こしかねない、というのも怖いところです。米中関係を中心に世界のパワーバランスはどう変わるのか、そしてそのとき日本はどう動くべきか。同書邦訳版の発売を記念して、船橋洋一氏による日本語版限定の序文の一部をお届けします。

第5回
北朝鮮の危機対応に失敗すれば米中関係は危うい不可測事態が怖い「トゥキディデスの罠」【船橋洋一氏寄稿Vol.1】
北朝鮮は、米中関係悪化の火種となるのか? アメリカ2017年上半期のベストセラー歴史書『米中戦争前夜 新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ』。著者のグレアム・アリソン教授はハーバード大学ケネディ行政大学院の初代学長で、政治学の名著『決定の本質』(日経BP社)の著者として知られ、しかもレーガン~オバマ政権の歴代国防長官の顧問を務めた実務家でもあります。壮大な歴史から教訓を得て、米中関係を中心に世界のパワーバランスはどう変わるのか、そしてそのとき日本はどう動くべきか、を考えるうえの必携書である同書発売を記念して、船橋洋一氏による日本語版限定の序文の一部をお届けします。
