針生悦子 東京大学大学院 教育学研究科 教授 はりゅう・えつこ/宮城県生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。専門は発達心理学、認知科学。1988年お茶の水女子大学文教育学部卒業、90年東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、95年同博士課程修了。博士(教育学)。95年青山学院大学文学部専任講師、助教授を経て、03年東京大学大学院教育学研究科助教授、2015年より現職。著書に『幼児期における事物名解釈方略の変化――相互排他性制約をめぐって』(風間書房)、『言語心理学』(編著、朝倉書店)、共著として『レキシコンの構築』(岩波書店)、『言葉をおぼえるしくみ』(ちくま学芸文庫)など 赤ちゃんの「胎教」はどれだけ効果がある?研究者が語る意外な真実 針生悦子 昨今では、妊娠中の母親が“胎教”として絵本を読んだり、音楽を聴かせたりすることが盛んだが、赤ちゃんが胎内で耳にする言葉は、私たちが普段認識しているものとかなり違っているという。赤ちゃんはことばをどう学ぶのか。発達心理学と認知科学を専門とする東大教授が解説する。 2019年10月6日 5:35