三宅勝久 ジャーナリスト みやけ・かつひさ/ジャーナリスト、ブログ「スギナミジャーナル」主宰。1965年岡山県生まれ。フリーカメラマンとして中南米、アフリカの紛争地を取材。『山陽新聞』記者を経て現在フリージャーナリスト。著書に『日本の奨学金はこれでいいのか!』『日本を滅ぼす電力腐敗』『司法が凶器に変わるとき』『税金万引きGメン』『「大東建託」商法の研究』など。 経済的弱者を追い詰める奨学金「繰り上げ一括請求」問題とは 三宅勝久 9月某日午前10時、東京地裁6階の小さな法廷で、独立行政法人日本学生支援機構が起こした奨学金の取り立て訴訟が開かれていた。被告席に座る不安そうな表情の女性Aさん(20代)を横目に、事務的な口調で裁判官が和解条項を読み上げる。 2020年10月14日 4:30