齋藤幸世
台湾新トップ2人の意外な素顔、「熱狂的な野球好き」と神戸生まれの「戦う猫」
5月20日、台湾に新しい総統と副総統が就任した。「野球をイメージした外交」を打ち出す頼清徳総統と、イメージキャラクターは「戦う猫」という蕭美琴副総統。どのような人物なのか、詳しく紹介する。

TSMCが熊本進出→「台湾人子女の急増」で新サービスも!日本が学ぶべき“台湾の教育政策”とは?
台湾の半導体大手TSMCが熊本県に日本初の工場を開所したことで、熊本の人口動態や社会構造が大きく変化しようとしています。それまで多かったベトナム人・中国人を、台湾人の人口が上回りそうなのです。多文化社会への対応に課題を抱える日本にとって、これは多様性の受け入れ方を見直す絶好の機会となるでしょう。台湾企業から見てもこれは大きなビジネスチャンス。熊本・菊陽町に起こりつつある変化をまとめました。

「中国vs台湾の山場」は2月1日!総統選は終わっても台湾がまだ波乱含みの事情とは?
1月13日、台湾では総統選挙と立法委員選挙が行われ、民進党(民主進歩党)が辛くも勝利しました。この選挙については日本でも詳しく報じられていましたが、実は台湾の今後の政局を占う上で、本当の山場は2月1日にやってきます。今年5月20日に行われる新総統就任式を先んじて、この日、台湾の立法院(日本の国会に相当)会議が召集され、立法院長と副院長が選出されるからです。民進党は政権を維持しましたが、立法委員の議席数では国民党(中国国民党)に屈しました。もし、国民党から立法院長が選ばれれば、公平かつ中立的な立法院の秩序を維持するのは難しく、「ねじれ国会」が予想されています。本稿では、今回の台湾総統選挙と立法委員選挙の結果を通して、今後起こり得る立法院会議の混迷を展望してみます。
