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松本剛史
AI最大のリスクは「AIが意志を持つこと」ではない…イーロン・マスクが警戒する“人間の悪意”とは?
イーロン・マスクは、AIの進化によって本当に警戒すべきは、人間の知性を超えて世界を支配するSF的な未来ではないと語っている。むしろ問題は別のところにあるという。AI時代に広がる「最高」や「最大化」といった価値観は何をもたらすのか。応用数学者であるココ・クルムが、その危うさを理論と実例から解き明かす。※本稿は、ココ・クルム著、松本剛史訳『最適化幻想 効率が人を幸せにしない理由』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。

毎月500ドル配れば社会は良くなる?「世界を救いたい」サム・アルトマンを前のめりにした壮大な実験の落とし穴
毎月500ドル(約8万円)が無条件に配られる社会は、人を本当に幸せにするのか──。OpenAIのCEOサム・アルトマンは、ベーシックインカム(UBI)が貧困や格差を解消し、社会の資源配分を最適化し得ると考え、その可能性に強い関心を寄せてきた。しかし、複雑に絡み合う社会を「効率」や「最適化」という単一の物差しで捉えることは本当に可能なのか。応用数学者の著者は、数字で社会を設計しようとする発想そのものの限界を問い直す。※本稿は、ココ・クルム著、松本剛史訳『最適化幻想 効率が人を幸せにしない理由』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。

AIが「進化」するほど、ポーカーのトッププレイヤーが去っていった“皮肉な理由”とは?
かつてポーカーは、人間同士の“読み合い” が勝敗を大きく左右するゲームだった。相手の癖や表情、ベットの間合いを読み、心理戦で勝敗が決まる世界だった。だがAIが膨大な手札を解析し「最適解」を導き出したことで、その前提は崩れる。人間の駆け引きは次第に“計算されたゲーム”へと変わっていった。トッププレイヤーが次々と去った理由は、勝ち方がほぼ見えてしまい、驚きや駆け引きの余地が失われていったことへの静かな絶望だった。※本稿は、応用数学者のココ・クルム著、松本剛史訳『最適化幻想 効率が人を幸せにしない理由』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。
