フォロー 坂梨 祥 日本エネルギー経済研究所中東研究センター長 さかなし・さち/1997年東京大学大学院総合文化研究科修士号取得。2000年在イラン日本大使館専門調査員を経て、05年日本エネルギー経済研究所中東研究センターへ入所。24年6月に中東研究センター長へ就任。専門分野はイラン現代政治、中東地域の政治・国際関係。著書に『「アメリカの戦争」と世界危機』(2026年、共著)などがある。 イランはイラク戦争で学んだ「負けない戦術」奏功、中東での存在感増すも“復興”の行方は見えず 坂梨 祥 米国、イスラエルとの戦闘でイランは対イラク戦争以来練り上げてきた非対称戦術が奏功、戦闘収束を焦る米国との停戦合意の覚書では自らの主張をかなり盛り込むことに成功した。米国に負けなかったとの評価は中東でのイランの存在感を高めることになる。しかし覚書の実現には再び不透明感が強まり、戦禍からの復興やイスラエルとの敵対関係の継続など、課題は山積だ。 2026年7月27日 4:20