世界投資へのパスポート
【第264回】 2013年5月13日公開(2013年5月17日更新)
バックナンバー

「世界投資へのパスポート」

著者・コラム紹介

世界投資へのパスポート

広瀬隆雄 ひろせ・たかお
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国カリフォルニア州在住。

広瀬 隆雄

「FRBが量的金融緩和政策の終わらせ方を模索」
米WSJ報道で円安にいっそうの拍車がかかる?今後、米国株は神経質な動きに いっぽう日本株は・・・

1

【今回のまとめ】
1. 緩和政策終了模索の記事が出た
2. 非伝統的緩和政策は終わらせ方が難しい
3. FRBは投資家に「心の準備」をさせている
4. 今回の記事は一段のドル高を示唆
5. 日本株はこれを好感する
6. アメリカ株は例年とは違う展開に

FEDウォッチャーの観測記事が話題に

 5月10日、ニューヨーク株式市場が引けた後、ウォールストリート・ジャーナル(WJS)が「FRB(米国連邦準備制度理事会=アメリカの中央銀行)が緩和政策の終わらせ方を模索している」という見出しの、大きな記事を配信しました。

 記事の署名は、ジョン・ヒルゼンラース記者。彼はいわゆるFEDウォッチャー」の中でも最もFRBに近い新聞記者だと目されています。

 FRBは、しばしば故意のリーク(漏えい)により、記事を書かせているフシがあります。従って今回の記事も「これはFRBによる実験アドバルーンだ」と感じた市場参加者が多かったようです。

 つまり、このような記事に対して市場がどう反応するのか、まず小手調べというわけです。その意味では今週の為替、株式市場の動きは注目に値すると思います。

量的金融緩和政策は「幕引き」が肝心

 これまで続けられてきた緩和政策は、非伝統的緩和政策と呼ばれます。

 普通、中央銀行は政策金利を上げ下げすることで調整します。これは「伝統的」な金利政策です。しかし、不景気が長引くと政策金利がゼロになってしまい、もうそれ以上、金利を下げることが出来なくなってしまいます。

 そうなると中央銀行が市中に出回っている国債などを購入することで、緩和を続けることになるのです。これは伝統的な方法に拠らない緩和ですので非伝統的緩和政策、または量的緩和政策(QE)と呼ばれています。

 金利の上げ下げによる伝統的な金利政策は、中央銀行がいつもやっていることですから、慣れています。しかし、非伝統的緩和政策は、中央銀行の側でも、一般の市場参加者の側でもめずらしい経験なのです。

 言い換えれば事例が少ないということです。

 それだけに非伝統的緩和政策を幕引きする際には、伝統的金利政策の場合以上に、市場や経済に対するインパクトに配慮する必要があります。

 具体的には中央銀行がこれまで貯め込んできた国債や住宅ローン証券を、市場に放出しなければいけないのです。それは供給過多で価格が崩れるリスクをはらんでいます。

 この方向転換を市場にどう伝達し、市場かく乱を避けながら非伝統的緩和政策を巻き戻すか? それがいわゆる、出口戦略(イグジット・ストラテジー)と呼ばれるものです。

 もっと簡単な言い方をすれば「こういう風に、処分しますから、ヨロシク」ということを、FRBが市場に対して一言ことわっておくわけです。これは市場参加者に「心の準備」をさせるための配慮です。

【2017年6月5日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1390銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
1取引あたり25米ドル(1000株まで)
※1000株を超えた分は、1株あたりに2セント追加
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr

ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

8月号6月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


株で1億円作る&人気株500激辛診断
・10倍株で目指せ! 株で1億円!
勝ち組投資家の成功株の法則&心得
プロ100人日本株&為替を大予測
ひふみなど好成績投資信託が今買い進める株
地方優良株など地味で高成長株の選び方
2~3倍上昇を狙う桐谷さんの株のワザ
買い&売りをズバリ!人気株500激辛診断
・割安か割高か! 上場全銘柄の理論株価
初心者は必見!投資信託積み立てガイド
FXで稼ぎ続けるトレードの掟
・トクする最強「外食費」節約ワザ
増配など最新決算5大ランキング
不動産投資で長期の安心を手に入れよう

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!