IPO株の銘柄分析&予想
2015年10月14日公開(2017年7月21日更新)
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「IPO株の銘柄分析&予想」

著者・コラム紹介

IPO株の銘柄分析&予想

ザイ・オンライン編集部

「バルニバービ」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他の飲食店との比較や予想まで解説!

会社名(市場・コード) バルニバービ
市場・コード/業種 東証マザーズ・3418/小売業
申込期間(BB期間) 10月13日~10月19日
おすすめ証券会社 大和証券SBI証券マネックス証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

バルニバービのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 10月9日
ブックビルディング(抽選申込)期間 10月13日~10月19日
公開価格決定 10月20日
購入申込期間 10月21日~10月26日
払込日 10月27日
上場日 10月28日

バルニバービのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(幹事証券会社)

■幹事証券会社(2015年10月14日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券 3.5%
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SBI証券 3.5%
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マネックス証券 0.9%
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SMBC日興証券(主幹事証券) 87.0%  
みずほ証券 3.5%  
岩井コスモ証券 0.9%  
エース証券 0.9%  

バルニバービのIPOは、いくらで買える?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
仮条件 2350円~2500円
公募価格 2500円
初値 5750円
初値騰落率 130.00%
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

 

■レンジ予想(2015年10月14日時点)
想定仮条件レンジ
[予想PER]
2300円~2400円
[14.8倍(連)~15.5倍(連)]
予想トレーディングレンジ(※)
[予想PER]
2300円~5000円
[14.8倍(連)~32.2倍(連)]
※期間は上場後1年を想定。

バルニバービの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 207万4500株(予定)
公開株式数 公募25万5000株  売出23万8000株
(オーバーアロットメントによる売出7万3900株)
想定公開規模 13.0億円~13.6億円(OA含む)

バルニバービはどんな会社?

 飲食店の経営・運営企画、遊休施設の再開発、商業施設全般の企画開発を手掛ける。レストラン事業では、各店舗の状況に合わせ創意工夫した運営を行っており、「ガーブ」など複数のブランドで関東地区に18店舗、関西地区に15店舗の計33店舗(2015年4月末時点)を展開している。

 マザーズ上場の高成長外食株として評価を受けそうだが、外食関連IPOの初値は知名度や上場時の市況の影響を受けやすい。公開規模がマザーズ案件としては中程度で、やや荷持たれ感が台頭しやすいうえ、日本郵政グループ3社の上場を前に需給的には非常に厳しい時期であり、初値の伸びは抑えられるだろう。

 株主構成上は比較的需給良好だが、日本郵政グループ3社のIPOにおける売出株の入金が終了した後での上場となるため注意する必要がある。

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バルニバービの業績データ

 

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2011/7 3,030(―) 32(―) ▲20(―)
2012/7 3,640(20.1%) 88(166.8%) 36(―)
2013/7 4,782(31.4%) 206(134.1%) 112(207.1%)
2014/7 5,114(7.0%) 198(-3.5%) 148(31.3%)
2015/7 ―(―%) ―(―%) ―(―%)

 

■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高(伸び率) 経常利益(伸び率) 純利益(伸び率)
2013/7 5,185(―) 274(―) 119(―)
2014/7 5,950(14.7%) 251(-8.4%) 168(41.0%)
2015/7 6,642(11.6%) 480(90.5%) 295(74.8%)
2016/7予 8,551(28.7%) 557(16.0%) 322(9.2%)
予想EPS/配当 単独:-円 連結:155.22円(上場時発行済株式数で試算)/0.00円

バルニバービの業績コメント

 2016年7月期の業績は、売上高が前期比28.7%増の85.5億円、経常利益が同16.0%増の5.5億円と増収増益の見通しとなっている。

 足元の外食業界は、高付加価値業態を中心に回復傾向が見られる反面、インフレや消費税増税の影響、人手不足、競合企業との競争激化など、引き続き厳しい状況で推移している。

 しかし、同社は主力のレストラン事業で展開するデザイン性の高いカジュアルレストランや、食に対する健康志向を背景としたアスリート食堂など、顧客ニーズを汲み取ることで堅調な推移を見込んでいる。16.7期の新規出店は、レストラン事業11店舗、スイーツ事業3店舗、アスリート食堂事業3店舗を計画している。このうち、現時点で既に11店舗の出店が決定している(2015年7月末現在は58店舗を展開)。

 なお、2016年7月期の新規出店店舗による売上高は、9.7億円(前期比108.3%増)、新規出店店舗以外による売上高は、75.7億円を予想している。

バルニバービの詳細情報

■基本情報
所在地 大阪府大阪市中央区南船場四丁目
(最寄りの連絡場所)大阪府大阪市西区南堀江一丁目
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 佐藤 裕久(昭和36年8月18日生)
設立 平成3年9月7日
資本金 9900万円(平成27年9月24日現在)
従業員数 新規上場会社41人 連結会社413人(平成27年8月31日現在)
事業内容 飲食店の経営・運営企画、遊休施設の再開発、商業施設全般の企画開発

 

■売上高構成比率(2014/7期実績)
品目 金額 比率
レストラン事業 5,447 百万円 91.6%
スイーツ事業 458 百万円 7.7%
アスリート食堂事業 27 百万円 0.5%
その他 15 百万円 0.2%
合計 5,950 百万円 100.0%

 

■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 佐藤 裕久 97万6000株 49.97%
2 株式会社HUMO 71 36.35%
3 中島 邦子 37500株 1.92%
4 安藤 文豪 25000株 1.28%
5 佐藤 隆子 2 1.02%
6 辻元 拓士 12500株 0.64%
6 田中 亮平 12500株 0.64%
8 バルニバービ従業員持株会 7000株 0.36%
9 上山 英介 5000株 0.26%
10 北尾 志津 4500株 0.23%
10 有限会社黒門中川 4500株 0.23%
合計   1814500株 92.90%

 

■その他情報
手取金の使途 新規出店する店舗の設備投資資金として充当する予定
関係会社 (株)バルニバービインターフェイス(連結子会社) 飲食店の運営受託及び経営
(株)ワナビー(連結子会社) 飲食店の運営受託及び経営
(株)パティスリードパラディ(連結子会社) スイーツの製造・販売
バルニバービ・スピリッツ&カンパニー(株)(連結子会社) 飲食店の運営受託
バルニバービアーツ(株)(連結子会社) 資産の管理
(株)アスリート食堂(連結子会社) 飲食店の経営
(株)バルニバービコンシスタンス(連結子会社)
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日
割当先
発行価格

 

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バルニバービの銘柄紹介

 同社と連結子会社7社及び非連結子会社3社でグループが構成される。事業内容は、(1)レストラン事業(同社が企画開発・デザインしたレストランやカフェ、バーなどを店舗運営子会社にて運営)、(2)スイーツ事業(株式会社パティスリードパラディにてロールケーキなどスイーツを提供)、(3)アスリート食堂事業(株式会社アスリート食堂にて、健康志向の顧客層に対して食事とランニングステーションなどのアスリート施設を提供)、及び(4)その他の事業(レストランや開発エリアの企画・コンサルティングを提供)を展開する。

(1)レストラン事業

同社グループのレストラン事業の特徴は、チェーン店のように既定業態を多店舗展開するのではなく、同社の企画本部によるメニューコンセプトプランニング、空間デザインワーク、グラフィックやアートディレクション等により、求められているレストランを求められている場所に一店舗ずつ出店し、店舗運営子会社にてマニュアルではなく各店舗の状況に合わせたきめ細かいメニュー、サービス、イベントなどを創意工夫した運営が行われている点に特徴がある。

 強みは、一般的なレストランの立地としては店前通行量が少ない等の理由で好立地とはいえない「バッドロケーション」に着目して出店し、その街を活性化することで事業展開を行ってきたことにある。バッドロケーションではあるものの、人々をほっとさせるような街並みや水辺・公園などの周辺環境に恵まれた場所を選定している。

 さらに、これらの実績によって、不動産デベロッパー、商業施設、行政機関、大学などから、キーテナント企業として要請され、出店している。同社グループにとって適した立地を、初期負担や月額家賃の軽減等の有利な賃貸条件で獲得しており、これが同社の競争力の源泉となっている。また、ブランド力のある海外の飲食企業とのライセンス契約に基づき、ナポリのピッツェリア「アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ」及びシンガポールチキンライス「ウィーナムキー ハイナンチキンライス」を展開している。

(2)スイーツ事業

 ロールケーキ専門店「アリンコ」、スイーツテイクアウトショップ「パラディ」、クレープショップ「トーキョークレープガール」などのブランドで、主にスイーツショップを運営している。

(3)アスリート食堂事業

 鹿児島県鹿屋市、国立大学法人鹿屋体育大学との産官学連携プロジェクトとして、アスリートに代表される健康を志向する顧客層に対して、健康食堂「鹿屋アスリート食堂」、アスリート施設「ランキューブ」などの運営を行っている。

(4)その他の事業

 企業や行政機関に対して、エリア開発コンセプトの立案、レストラン企画・開発その他のコンサルティングを提供している。

バルニバービの投資のポイント

 マザーズ上場の高成長外食株として評価を受けそうだが、外食関連IPOの初値は知名度や上場時の市況の影響を受けやすい。直近の外食関連のマザーズ上場案件では、4/17上場の海帆<3133>(公開規模7.0億円)が公開価格比76.5%高の初値となる一方、3/19上場のヒューマンウェブ<3224>(公開規模7.9億円)は同11.7%高にとどまった。同社は公開規模がマザーズ案件としては中程度で、やや荷持たれ感が台頭しやすい。さらに、日本郵政グループ3社の上場を前に需給的には非常に厳しい時期で、初値の伸びは抑えられるだろう。

 同社は、主力のレストラン事業のほか、スイーツ事業、アスリート食堂事業、その他事業を手掛ける。レストラン事業では、既定の業態を多店舗展開するのではなく、各店舗の状況に合わせ創意工夫した運営を行っている。「ガーブ」など複数のブランドで、関東地区に18店舗、関西地区に15店舗の計33店舗(2015年4月末時点)を展開している。独自の立地開発による出店、商業施設・エリアへの出店、行政機関等との連携プロジェクトによる出店や大学内レストラン、海外飲食ブランドとのライセンス契約に基づく店舗などがある。

 業績面について、2016年7月期は売上高が前期比28.7%増の85.5億円、経常利益が同16.0%増の5.5億円と増収増益の見通しとなっている。類似企業のバリュエーションにはバラつきがあるものの、同社の仮条件水準での今期予想PERは15倍前後で割安感がある。

 ベンチャーキャピタル保有株は確認されず、佐藤社長とその資産管理会社が発行済株式の8割超を保有するなど、株主構成上は比較的需給良好と言える。ただ、日本郵政グループ3社のIPOにおける売出株の入金が終了した後での上場となるため、こうした資金が凍結されている時期であるという特殊要因には注意する必要がある。

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主幹事数 取扱銘柄数 ネット配分・
抽選方法
口座数
2015年 2016年 2015年 2016年
◆SMBC日興証券
24社 13社 72社 64社 10%:1人1票の平等抽選 280万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOには力を入れており、2016年は全83社中64社のIPO株を取り扱った。主幹事数は、2016年こそ13社に甘んじたものの、2015年は24社もの主幹事実績を持つ。2016年に大きな話題を集めた「はてな」と「JR九州」のIPOでも主幹事も務めている。
1人1単元しか申し込めないので、資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
8社 13社 78社 75社 70%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジ
ポイント」順に配分
384万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、ここの口座を持っていれば、大半のIPO銘柄に申し込める。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、
多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」は、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのがメリットだ。
SBI証券の公式サイトはこちら
◆東海東京証券
5社 5社 27社 15社 10%:1単元1票の平等抽選 39万
【ポイント】
準大手証券会社の東海東京証券は、大手証券会社には届かないものの、多くのIPO銘柄を扱っており、2016年は5社で主幹事も務めた
東海東京証券への割当が2000単元未満の場合は、取引実績に応じて当選確率がアップする「IPO個人優遇ステージ」を適用した抽選となるが、その場合でも、取引実績が最低ランクの投資家に10%が配分され、その中で平等抽選が行われる
東海東京証券の公式サイトはこちら
主幹事数 取扱銘柄数 ネット配分・
抽選方法
口座数
2015年 2016年 2015年 2016年
◆カブドットコム証券【三菱UFJモルガン・スタンレー証券のグループ証券】
0社
7社※1
0社
2社※1
18社 19社 一定割合:1人1票の平等抽選 105万
【ポイント】
「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は、毎年多くのIPO銘柄を取り扱い、2015年には7社、2016年は2社で主幹事を受け持ったが、売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「カブドットコム証券」なら、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。
複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。IPO投資に特化したスマホアプリ「IPOLab」も便利。
※1「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」のIPO主幹事数。
カブドットコム証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン証券【岡三証券のグループ証券】
0社
6社※2
0社
0社※2
10社 6社 10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
13万
【ポイント】
2016年は0社だったが、2015年には6社の主幹事実績を持つ「岡三証券」と同じグループに属するネット証券。2017年7月から名証、福証、札証の3市場に接続し、国内全市場でIPOの取扱拡大に乗り出している。割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。

※2「岡三証券」のIPO主幹事数。
岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
※ 口座数は2017年3月末時点。

 

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