IPO株の銘柄分析&予想
2016年2月16日公開(2016年4月13日更新)
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「IPO株の銘柄分析&予想」

著者・コラム紹介

IPO株の銘柄分析&予想

ザイ・オンライン編集部

「イワキ」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他のポンプ製造・販売企業との比較や予想まで解説![2016年4月11日 情報更新]

会社名 イワキ(銘柄名:イワキポンプ)
市場・コード/業種 東証二部・6237/機械
上場日 3月18日
申込期間(BB期間) 3月3日~3月9日
おすすめ証券会社 大和証券SMBC日興証券丸三証券SBI証券カブドットコム証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★最高★5つ

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

イワキのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 3月1日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月3日~3月9日
公開価格決定 3月10日
購入申込期間 3月11日~3月16日
払込日 3月17日
上場日 3月18日

イワキのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2016年3月5日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
大和証券(主幹事証券)
89.6
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SMBC日興証券
[最短5日で口座開設可能]
4.3
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丸三証券 0.9
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短2日で口座開設可能]
0.9
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カブドットコム証券
[最短翌日に口座開設可能]
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 2.6  
いちよし証券 0.9  
エース証券 0.9  

イワキのIPOは、いくらで買える?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
仮条件 1900~2000円
公募価格 2000円
初値 2050円
初値騰落率 +2.50%
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

■レンジ予想(2016年3月2日時点)
想定仮条件レンジ
[予想PER]

倍~倍]
予想トレーディングレンジ(※)
[予想PER]
1300~3000
倍~倍]
※期間は上場後1年を想定。

イワキの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時)  739万4370株(予定)
公開株式数 公募60万株
(オーバーアロットメントによる売出9万株)
想定公開規模 13.1億円~13.8億円(OA含む)

イワキはケミカルポンプを手掛ける東証2部案件

 化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の開発、製造、仕入及び販売(輸出入を含む)を手掛ける。電子基板や液晶パネルの電気回路配線製造プロセスにおける薬品処理工程などで使用されるマグネットポンプや、大型船バラスト水の処理装置などに使用される定量ポンプの売上が大きい。

 東証2部上場案件であることや事業内容等を考慮すると人気化は想定しにくい。6社同日上場による資金分散の影響を考慮する必要もある。但し、今期業績が堅調で予想配当利回りが4%前後と比較的高い点などが株価の下支え要因となりそうだ。

 公開規模については13億円強となる見込み。既存株主からの売り圧力は小さいとみられるが、前述のとおり他に5社が同時上場するため、同社には初値買いが向かいにくいだろう。

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イワキポンプの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2012/3 18,328(―) 999(―) 455(―)
2013/3 16,623(-9.3%) 683(-31.6%) 442(-2.9%)
2014/3 18,347(10.4%) 1,334(95.2%) 908(105.2%)
2015/3 19,101(4.1%) 1,121(-16.0%) 892(-1.8%)

■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高(伸び率) 経常利益(伸び率) 純利益(伸び率)
2014/3 21,535(―) 1,576(―) 825(―)
2015/3 22,799(5.9%) 1,506(-4.4%) 1,030(24.8%)
2016/3予 24,544(7.7%) 2,033(35.0%) 1,538(49.3%)
2015/12 3Q 18,445(―%) 1,638(―%) 1,235(―%)
予想EPS/配当 単独:-円 連結:208.00円(上場時発行済株式数で試算)/78.80円

イワキポンプの業績コメント

 2016年3月期の業績は、売上高が前期比7.7%増の245.4億円、経常利益が同35.0%増の20.3億円と増収増益の見通しとなっている。

 足元の国内営業においては「競合に勝つ」を基本方針に活動した結果、半導体・液晶市場、医療機器市場、表面処理市場、水処理市場、化学市場、新エネルギー市場の主力6市場すべてで堅調に推移している。

 一方、海外営業においては「市場拡大」を基本方針に活動した結果、医療機器市場、水処理市場、化学市場、新エネルギー市場が堅調に推移している。特に中国における医療機器市場、米国、欧州における化学市場が堅調。

 子会社のIwaki America Incorporatedは干ばつの影響等を受けているが、これまで堅調に推移している。Iwaki Europe GmbHはドイツ市場が牽引し、堅調に推移している。Iwaki Singapore Pte Ltd.、IWAKIm SDN. BHD.はASEAN全般の経済の停滞を受け、低調な状況。製品別では国内外化学市場、国内表面処理市場向けマグネットポンプ、海外水処理市場向け定量ポンプをはじめ、空気駆動ポンプ、回転容積ポンプ、エアーポンプ等が堅調に推移している。

 なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高184.4億円で75.2%、経常利益16.3億円で80.6%となっている。

イワキポンプの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都千代田区神田須田町二丁目6番6号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 藤中 茂(昭和39年12月20日生)
設立 昭和31年4月10日
資本金 3億8000万円(平成28年2月15日現在)
従業員数 新規上場会社730人 連結会社867人(平成27年12月31日現在)
事業内容 化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の開発、製造、仕入及び販売(輸出入を含む)

■売上高構成比率(2015/3期 実績)
品目 金額 比率
マグネットポンプ 7,744 百万円 34.0%
定量ポンプ 4,140 百万円 18.2%
空気駆動ポンプ 1,834 百万円 8.0%
回転容積ポンプ 2,328 百万円 10.2%
エアーポンプ 1,365 百万円 6.0%
システム製品 776 百万円 3.4%
仕入商製品 2,134 百万円 9.4%
その他 2,475 百万円 10.8%
合計 22,799 百万円 100.0%

■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 イワキ産業株式会社 105万2250 15.49%
2 株式会社藤中ホールディングス 90万株 13.25%
3 藤中 義昭 59万3120 8.73%
4 藤中 茂 43万2210 6.36%
5 藤中 留美 43万1300 6.35%
6 イワキ従業員持株会 41万1880 6.06%
7 上條 照彦 40万 5.89%
8 山田 茂宏 13万8600 2.04%
9 石山 積 13万2940 1.96%
10 藤中 秀子 13万2530 1.95%
合計   462万4830 68.08%

■その他情報
手取金の使途 全額設備投資資金に充当する予定
関係会社 Iwaki America Incorporated(連結子会社)ポンプの組立及び販売並びに制御機器の製造及び販売
Iwaki Europe GmbHI(連結子会社)ポンプの組立及び販売
Iwaki Singapore Pte Ltd. (連結子会社)ポンプの販売
IWAKIm SDN. BHD. (連結子会社)ポンプの販売
Iwaki Pumps Australia Pty Ltd (持分法適用関連会社)ポンプの組立及び販売
ほか、持分法適用関連会社6社
VC売却可能分(推定) -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日
割当先
発行価格

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イワキポンプの銘柄紹介

 同社、子会社4社及び関連会社14社で構成。化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の開発、製造、仕入及び販売(輸出入を含む)を主な事業とする。また、附帯する製品の修理及びアフターサービス並びに設置工事を行っている。

 ケミカルポンプは、半導体や液晶をはじめ、化学、電子部品、水処理、食品、製紙、医療及び、太陽電池、燃料電池、二次電池等の新エネルギー分野を含む幅広い産業分野で、高純度の薬液の移送等、多岐の用途に亘って使用されている。

 これらの幅広い産業分野で使用されるケミカルポンプにとって「取り扱いに危険を伴う化学薬液を安全に移送する」ということが最大の使命である。同社グループは、その使命に高レベルで応えるため様々な側面から取り組みを行っており、以下のような特徴を有している。

(1)技術面

 メーカーとして開発業務を最重要テーマの1つと位置付けており、国内全従業員数の2割程度にあたる人員を技術部門に配置し、製品の安全性、高品質、耐久性を追求し続け、独自の安全機構の開発や、最先端のエレクトロニクス技術を導入した高品位な製品を多数開発している。

 また、ケミカルポンプという製品のみを顧客に提供しているのではなく、ケミカルポンプを中心にした関連製品を組み合わせて「流体を制御する」という機能を提供しているという認識の下、各種制御用コントローラ等の研究開発にも取り組んでいる。

(2)生産面

 製品ラインアップは60製品以上のシリーズがあり、型式は数万点に上る。多品種少量生産を強みとする一方で、年間約80万台の生産能力がある。なお、それらの製品は、国内では大型製品が中心の埼玉工場(埼玉県狭山市)と、小型製品の量産工場である三春工場(福島県田村郡三春町)の2拠点で生産している。

 また、海外からの短納期要求等に対応するため、一部の海外関係会社では、同社の各国内工場から部品を輸入し、現地にてノックダウン生産を行っている。この他、連結子会社であるIwaki America Incorporatedにおいて、水処理市場に特化した水質コントローラを生産している。

(3)品質面

 「生産における全ての工程が品質管理のプロセスである」という考えの下、主要な生産拠点である国内2拠点(埼玉・三春工場)では、ISO9001に基づく品質保証体制を構築し、調達から生産、出荷までの工程を管理している。

(4)販売面

 国内全従業員数の3割強にあたる人員を販売に関わる部門に配置し、国内は支店及び営業所併せて13拠点と全国各地に及ぶ販売代理店網でカバーし、顧客に密着したきめ細かな情報とサービスの提供を行っている。一方、海外では世界15ヶ国に18社の関係会社を設立し、ワールドワイドな販売・サービス網を構築している。

(5)メンテナンスサービス面

 単なる修理サービスという捉え方ではなく「メンテナンスサービスを一つの商品」として位置付けている。納入後の履歴管理に基づくオーバーホール提案の他、製品の取り扱いや運転に関するアドバイスからそれらに対する改善提案等、幅広いサービスを提供することで、顧客の生産性向上に貢献している。

イワキポンプの投資のポイント

 初値の低パフォーマンス傾向がある東証2部上場案件であることや事業内容等を考慮すると人気化は想定しにくい。昨年東証2部に上場した9社の公開価格に対する初値騰落率は平均+18.7%と低調で、富士ダイス<6167>(+50.9%)とランドコンピュータ<3924>(+103.4%)を除く7社に限れば+1.9%にとどまる。6社同日上場による資金分散の影響を考慮すれば、さらに厳しい初値形成も想定しておく必要があるだろう。但し、今期業績が堅調で予想配当利回りが4%前後と比較的高い点などが株価の下支え要因となりそうだ。

 同社は、化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器開発、製造、仕入及び販売(輸出入を含む)を主な事業としており、それに附帯する製品の修理やアフターサービス、設置工事も行っている。

 製品別では、電子基板や液晶パネルの電気回路配線製造プロセスにおける薬品処理工程などで使用されるマグネットポンプや、大型船バラスト水の処理装置などに使用される定量ポンプの売上が大きい(前期実績)。市場別売上の順位では水処理市場、半導体・液晶市場などとなる(同)。

 業績面について、2016年3月期は売上高が前期比7.7%増の245.4億円、経常利益が同35.0%増の20.3億円と増収増益の見通しとなっている。第3四半期までの進捗も順調と言える。想定仮条件水準の今期予想PERは9倍強で、類似企業とおおむね同水準となっている。

 公開規模については13億円強となる見込み。ベンチャーキャピタル株主は確認されず、既存株主からの売り圧力は小さいとみられる。ただ、前述したとおり3/18は他にアグレ都市デザイン<3467>グローバルグループ<6189>など5社が同時上場するため、同社には初値買いが向かいにくいだろう。

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丸三証券
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主幹事数 取扱銘柄数 ネット配分・
抽選方法
口座数
2016年 2015年 2016年 2015年
◆SBI証券
13社 8社 75社 78社 70%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジ
ポイント」順に配分
384万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、ここの口座を持っていれば、大半のIPO銘柄に申し込める。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、
多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」は、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのがメリットだ。
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◆SMBC日興証券
13社 24社 64社 72社 10%:1人1票の平等抽選 280万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOには力を入れており、2016年は全83社中64社のIPO株を取り扱った。主幹事数は、2016年こそ13社に甘んじたものの、2015年は24社もの主幹事実績を持つ。2016年に大きな話題を集めた「はてな」と「JR九州」のIPOでも主幹事も務めている。
1人1単元しか申し込めないので、資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆東海東京証券
5社 5社 15社 27社 10%:1単元1票の平等抽選 39万
【ポイント】
準大手証券会社の東海東京証券は、大手証券会社には届かないものの、多くのIPO銘柄を扱っており、2016年は5社で主幹事も務めた
東海東京証券への割当が2000単元未満の場合は、取引実績に応じて当選確率がアップする「IPO個人優遇ステージ」を適用した抽選となるが、その場合でも、取引実績が最低ランクの投資家に10%が配分され、その中で平等抽選が行われる
東海東京証券の公式サイトはこちら
主幹事数 取扱銘柄数 ネット配分・
抽選方法
口座数
2016年 2015年 2016年 2015年
◆カブドットコム証券【三菱UFJモルガン・スタンレー証券のグループ証券】
0社
2社※1
0社
7社※1
19社 18社 一定割合:1人1票の平等抽選 105万
【ポイント】
「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は、毎年多くのIPO銘柄を取り扱い、2015年には7社、2016年は2社で主幹事を受け持ったが、売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「カブドットコム証券」なら、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。
複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。IPO投資に特化したスマホアプリ「IPOLab」も便利。
※1「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」のIPO主幹事数。
カブドットコム証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン証券【岡三証券のグループ証券】
0社
0社※2
0社
6社※2
6社 10社 10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
13万
【ポイント】
2016年は0社だったが、2015年には6社の主幹事実績を持つ「岡三証券」と同じグループに属するネット証券。割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。

※2「岡三証券」のIPO主幹事数。
岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2017年3月末時点。

 

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