第59回
芹との相性が抜群とされた「鴨」 江戸時代は大切な方へのお歳暮に
車 浮代
秋になると中国大陸から飛来し、長旅の疲れを癒して丸々と肥え太った鴨は、冬が最もおいしくなる季節です。江戸時代に書かれた『料理物語』には、多…
2013.11.8
栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。
第59回
車 浮代
秋になると中国大陸から飛来し、長旅の疲れを癒して丸々と肥え太った鴨は、冬が最もおいしくなる季節です。江戸時代に書かれた『料理物語』には、多…
2013.11.8
第58回
車 浮代
かつては東京湾の芝浦で大量に獲れたため、その名がついた「芝海老」は、江戸前の代表とされる魚介類の一種でした。体長が10~15cmほどの、細…
2013.10.25
第57回
車 浮代
じゃがいもが初めて日本に渡来したのは、織田信長が安土城に居城を移した、天正4年(1576年)のことだと言われています。当時は「南京芋」と呼…
2013.10.11
第56回
車 浮代
少し前に『NHKスペシャル』で放送され、話題になったダイオウイカ。体長3mを超える超・巨大イカが深海を泳ぐ様子を初めて目にし、金属製のロボ…
2013.9.27
第55回
車 浮代
古来から日本人に食べられてきた茸に、松茸、椎茸、榎茸、しめじ茸、平茸、舞茸などがありますが、中でも舞茸は見つけるのが難しく、「幻の茸」と呼…
2013.9.13
第54回
車 浮代
素麺の原型は、奈良時代に中国から遣唐使によって伝えられた、『索餅《さくべい》』という食品だとされています。『索餅』は小麦粉で作った縄状のも…
2013.8.30
第53回
車 浮代
1年の内、6~8月が脂が乗って最も美味しいとされる穴子は、江戸前の寿司と天麩羅には欠かせない、定番のネタ(タネとも言う)です。「江戸前」と…
2013.8.19
第51回
車 浮代
魚偏に「喜」と書く鱚は、縁起の良い魚として、徳川将軍の朝食には欠かせない食材でした。将軍は朝五つ(午前8時頃)、中奥《なかおく》と呼ばれる…
2013.7.19
第50回
車 浮代
「瓜売りが瓜売りに来て瓜売れず(瓜売れ残り、とも)売り売り帰る瓜売りの声」という、江戸時代から語り継がれる早口言葉があります。
2013.7.5
第49回
車 浮代
梅雨に入り、産卵を前にした、今が最もおいしいと言われる鱧(はも)――。関東以北の方々にとっては馴染みの薄い魚かも知れませんが、関西、特に京…
2013.6.21
第48回
車 浮代
早くも梅雨入りした今年の日本列島。「梅雨」という字は、梅が実る時期に来る雨季を表してつけられたそうです。毎年6月になると、青梅が店頭に並び…
2013.6.7
第47回
車 浮代
於多福豆《おたふくまめ》、一寸豆、唐豆、刀豆《たちまめ》、はじき豆、四月豆、大和豆、夏豆、いかり豆……など、そらまめの呼び名は数多くありま…
2013.5.24
第46回
車 浮代
「蛸は夜に岸に上がり、八足を地につけ、飛ぶように走って畑に入り、芋を掘って食べることもある」まさかと思われる方も多いでしょうが、実は「蛸は…
2013.5.10
第44回
車 浮代
世界中には、約2800種類ものエビがいるそうですが、現在日本で食べられているのは20種類程度です。中でも古くから食されていたのは、シバエビ…
2013.4.12
第43回
車 浮代
日本では、縄文時代から食べられていたとされている「ひじき」は、奈良時代から現在に至るまで、伊勢神宮に供えられてきた「神饌《しんせん》」の一…
2013.3.22
第42回
車 浮代
栽培のしやすさと、痩せた土地でも育つことから、世界中で栽培されている蕪――。その歴史は古く、中国最古の詩篇である『詩経』や、古代ギリシャ史…
2013.3.8
第41回
車 浮代
縄文時代から食べられていた蜆は、同心円状に成長し、殻に輪状の筋が刻まれる様子が縮んで見えることから「しじみ」と名付けられたと言われています。
2013.2.22
第40回
車 浮代
「ほうれん草の葉っぱは、いつから丸くなったのだろう?」もう20年以上も前になりますが、自炊し始めた頃、そう思った記憶があります。筆者が子ど…
2013.2.8
第39回
車 浮代
太古からの長い食用の歴史を持つ海苔ですが、江戸時代中期まで、海苔は数ある海藻類の中でも、群を抜いた高級食材でした。
2013.1.25
第38回
車 浮代
土地柄によって、また各家庭によって、日本ではさまざまなお雑煮が作られ、代々伝え継がれてきました。当初、雑煮は正月に限らず、広く祝いの席や神…
2013.1.11