この連載では、これまで「いかに現代人の結婚が難しくなっているか」を様々な角度から検証してきた。
その原因は、お見合いオバサン的な人々が仲介役となる地域コミュニティの崩壊だったり、女性の専業主婦願望の高まりによるミスマッチだったりしたわけだが、実際に男性と女性が出会い、交際に至るまでのノウハウについては、いまだに一度も触れたことがない。そろそろ、具体的な処方箋を1つや2つ考えてみたいところだ。
しかし、筆者のような経験が浅いアラサー男子が何を言おうと、読者を納得させることはできないであろう。そこで、今回は「合コン」に1000回以上参加したという心強い助っ人を呼び、悩める男性諸氏に必勝法を伝授してもらうことにした。
「美人合コンシェルジュ」が語る出会いの裏側
合コン歴1000回に裏打ちされた成功の秘訣
その助っ人、絵音さんは、グラビアやバラエティで活躍したタレントで、現在は合コンのセッティングなどを手がける株式会社ビックリボンの代表取締役も務めている。
今や「合コン」は、日本の文化の1つにまで数えられるほど、一般に浸透したイベントだ。社会現象となった1990年代と比べればブームは落ち着いた感があるものの、男女の出会いの場として、いまだその人気は根強い。婚活パーティより気軽に参加できるぶん、参加者の幅も広く、最先端の男女事情を垣間見られる場でもある。
「合コンシェルジュ」を名乗り、いわば合コンの“プロ”である絵音さんに、最新の合コン事情や、百戦錬磨だからこそ語れる必勝法を聞いてみた。