初対面の人に会ったとき、外見から何となくその相手を判断しませんか?
「年齢はどのくらいか、どんな仕事なのか、頭は良さそうか、清潔なのか、どんな育ちなのか……」。実は、人間は相手からの自己紹介よりも、「自分が感じ取った全体の印象を信用する」ことが分かっています。
ビジネスでの服装は、ただの「おしゃれ」だけでなく、「まず自分の話を聞いてもらえるかどうか」に直結します。「服のことを知っているかどうか」は、仕事を左右するのです。
その上、スーツはアイテムが少ないので、覚えるべきことは実はそんなにありません。
5月25日に発売される『ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる』から、どんな場合でも、ビシッとスーツが着られるようになるルールについてお知らせします。

靴は紐のついているものを選ぶ

スーツに合わせる靴は少ないので簡単です。
まず、色は、黒とブラウン。
そして基本的にスーツに合わせる正しい靴は、紐のついた革靴です。

仕事のできる男が履いてはいけない靴とは

形は写真のような3種類です。

何も模様のないストレートチップ、そしてつま先にウイングチップは入っているもの。また、右端のモンクストラップという、ベルトがついているものもOKです。
写真のモンクストラップはベルトがふたつですが、ひとつでも大丈夫です。
この3種類が基本です。

できるなら、紐靴は、靴を履くときにキュッと締めるのが理想です。
昔、ヨーロッパでは編み上げのブーツを履いて、戦場に向かいました。
それが紐靴の原点とされています。
同じように真剣勝負のビジネスの場に向かう、という気持ちで、靴紐をぎゅっとしめて気持ちを高めましょう。