靴とベルトの色は合わせる

まずは、先に持っておきたいのが黒の靴です。
その後、茶色の革靴もおすすめです。スーツで合わせられるのはこの2色だけです。

黒は基本の色で、どんな色のスーツでも合いますし、パリッとして見せます。
対して、茶色は優しい雰囲気に見えます。
特に、グレーのスーツに茶の靴を合わせるのも、とてもおしゃれです。

また、ベルトの色と靴の色をそろえると、統一感が出て、雰囲気が変わります。
靴を買うときに、似たような色のベルトをそろえておきましょう。

仕事のできる男が履いてはいけない靴とは

茶色にはグラデーションがありますが、どんな色でも大丈夫。
合わせやすいのは、濃い茶です。
ストレートチップ、ウイングチップ、モンクストラップ、いずれのデザインでも構いません。

ひとつだけ注意が必要なのは、濃い紺のスーツに明るい茶色の靴の組み合わせです。黒も茶も、どんなスーツにも合いますが、明るい茶色だけは靴が想像以上に目立ちますので注意してください。
まずは黒のストレートチップが何よりも基本です。

スリップオンも尖り靴もブーツもNG

スーツに合わせるのは間違いの靴も覚えておきましょう。

間違った靴が何かを知っておくと、大切な場に出ていかなければならなくなったときに、おどおどすることはなくなります。

仕事のできる男が履いてはいけない靴とは

まず、よく見かけるのがスリップオン。
または、靴紐がなく、すっぽり履ける革のシューズ。
これらは、脱ぎ履きがしやすいので、ルーツとしてはワーキングシューズです。
まだ階級社会だったとき、階級の低い人たちの靴でした。「スリップオン」とは、すぐ履けることから、アメリカでは「逃げ足の速い人」という意味でも使われ、英語圏ではいい印象ではないようです。
ローファーもスリップオンのひとつですが、これも「怠け者」が語源。
日本でも、ハイスクールのジュニアたちが履くという印象が強いので避けたいところです。
ブーツやスエードもNGです。
双方共に、カジュアルな場面での靴だからです。
ビジネスシーンに、カジュアルは違和感を持たれる原因になります。