小さな会社でも
グローバル人材が育つ
4つの条件

◎倒産寸前「7度の崖っぷち」から年商4倍、23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロ！
◎「赤字は犯罪」＆「黒字化は社員のモチベーションが10割」と断言！
◎学歴、国籍、性別、年齢不問！ ダイバーシティで女性管理職3割！
◎「2-6-2」の「下位20％」は宝！ 70歳まで生涯雇用！
……こんな会社が東京・西早稲田にあるのをご存じだろうか？
現役社長の傍ら、日本経営合理化協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾から慶應義塾大学大学院ビジネス・スクールまで年50回講演する日本レーザー社長、近藤宣之氏の書籍『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』が話題。発売早々第7刷となった。
なんと、政府がこれから目指す施策を20年以上前から実践している小さな会社があった！　「7度の崖っぷち」からの大復活！　一体、どんな会社なのか？

中小企業のグローバル化が急務な理由

　日本レーザーは、海外から最先端のレーザー関連機器を輸入・販売する専門商社です。
　売上の「90％」を輸入販売が占めており、世界中の企業と取引をしています。

　私自身、「企業も人も、日本と海外という垣根を超えた活動が普通になりつつある」とひしひしと感じています。

「海外での事業展開」や「海外企業との取引」は、もはや大企業だけの話ではありません。
　国内市場が頭打ちになっている今、多くの企業が海外に活路を見出しています。

　海外展開に意欲的な企業はもとより、飲食店や小売店といったサービス業でも、グローバル化の兆しがうかがえます。
　訪日外国人が急増しているからです。

　人材のグローバル化もさかんです。
　外国人採用の実績がなかった中小企業でも、外国人採用が徐々に進んできました。
　日本レーザーでは、日本人でも外国人でも区別なく採用していて、中国生まれの正社員を5名（そのうち2人は日本に帰化、ひとりは永住権）、韓国籍の社員を1名採用した実績があります。

　また、海外メーカーのドイツ人、フランス人社員を給料折半で雇用したこともあります。

　いずれも日本人女性と結婚して帰国しました。

　これまで、外国人との交流がなかった中小企業でも、これからは無縁ではいられないでしょう。

　どんな業種・業態でも、国内のやりとりだけで完結するとは限りません。「海外出張に行く」「同じフロアで外国人が働いている」「海外からのお客様を受け入れる」といったグローバル化が、日常的になるはずです。

　ですから、大企業だけでなく中小企業でも、「グローバル人材」の育成が求められているのです。

　では、グローバル人材とは、どのような人材を指すのでしょうか。
　グローバル人材には、次の「4つ」が必要だと思います。