(4)良い「自己投資」はないか?

 さて、金融資産での「投資」や「運用」は、条件を適切に定めると誰でも概ね正解は同じなので単純だが、ビジネスパーソンの場合、最も収益性の高い投資対象が自分自身になる可能性がある。

 勉強、人脈、経験、健康、など自分の人材価値を高める効果のあるお金の使い途はないか、あらためて考えてみることをお勧めしたい。

 勉強というと、すぐに思い付くのは外国語などの学校に通うことだが、これはスクールや教材よりも、むしろ自分の勉強時間をどれだけ確保して、本当に勉強をするかを考える(というより「決意する」)方が重要だろう。おそらく教材も、増やすよりは、絞り込む方がいいビジネスパーソンが多いのではないだろうか。

 人付き合いのコストは、年単位、月単位で大まかに予算化して管理すべきだろう。この点を曖昧にすると、お金が貯められないことが多い。

 また、ビジネスに必要な身だしなみ(靴やスーツなど)も、ボーナスで手当てしておく方がいい場合がある。ビジネスにあって、しばしば外見の印象は重要だ。

 また、これはどちらかというと、若者よりも高齢者に効果が大きいかもしれないが、健康に有効に投資することができると、元気に働く期間を伸ばすことができるので、自分の人的資本の価値をアップする事ができる場合がある。昔からある台詞だが「サラリーマンは、体が資本だ」というのは本当だ。