日本卓球界に、またひとり新星が現れた。
現在行われているジャパンオープン荻村杯のU21女子シングルスで決勝に進出した木原美悠(12)である(優勝は梅村優香17歳)。
日本卓球快進撃!
アジアで9個、ドイツで5個のメダル
卓球日本代表は昨年のリオ五輪で過去最多となる3個のメダル(男子シングルス水谷隼=銅、男子団体=銀、女子団体=銅)を獲得する躍進を見せたが、今年に入ってそれをさらに上回る成績を残している。
4月のアジア選手権では女子シングルスの平野美宇がリオ五輪の金メダリストで世界ランク1位の女王、丁寧を破ったのを皮切りに世界ランク3位の朱雨玲、同5位の陳夢を次々と撃破して優勝したほか、女子ダブルスでは伊藤美誠・早田ひな組と佐藤瞳・橋本帆乃香組が3位、男子シングルスは丹羽孝希が3位、男子ダブルスは丹羽孝希・吉村真晴組が3位、混合ダブルスでは森薗政崇・伊藤美誠組が準優勝、田添健汰・前田美優組が3位、団体は女子が準優勝、男子が3位と計9個ものメダルを獲得した。
5月から6月にかけてドイツで行われた世界選手権では、女子シングルスの平野が中国にかなり研究されたようで準決勝で丁寧に敗れて3位に終わったが、混合ダブルスでは吉村真晴・石川佳純組が優勝、男子ダブルスでは大島祐哉・森薗政崇組が準優勝、丹羽孝希・吉村真晴組が3位、女子ダブルスでは伊藤美誠・早田ひな組が3位と5個のメダルを獲得する活躍を見せた。
最新の世界ランキングを見ると、総合では男女とも相変わらず中国勢が上位を独占しているが、男子は水谷隼が6位、丹羽孝希が9位、女子は石川佳純が6位、平野美宇が7位、伊藤美誠が10位と5人がトップ10に入っている。そして、すごいことになっているのが女子の21歳以下を対象とした世界ランキングだ。