新たなマルウェアカテゴリーの出現:Mac版偽セキュリティソフトとステルスマルウェア
Macユーザーはかつてない程に増加しており、Macの企業導入が進むにつれて、Mac OSがターゲットになるケースが増えています。これまで長い間、Mac OSをターゲットにした偽セキュリティソフトは皆無だったのですが、今期からその攻撃対象となりました。
最近増加している、もう1つのマルウェアカテゴリーとして、ステルスマルウェアがあげられます。ステルスマルウェアの特徴である「マルウェアをルートキットに隠す」という手法は、マルウェア自身をOS やセキュリティソフトから隠すことで、より長期に渡って継続的に攻撃を行うことを可能にします。この種の攻撃は過去1年間で急激に目立ってきており、Stuxnetのような知名度の高い攻撃もステルスマルウェアでした。なお2011年上半期に検出されたステルスマルウェアは、2010年上半期と比較して38%増加しており、データを盗み出すマルウェアを隠蔽するKoutodoor とTDSSが最も活発でした。
激化するハクティビズムとサイバー戦争
今期に確認されたハクティビズム(政治的ハッカー活動)は、主としてAnonymousおよびLulzSecというハッカーグループによって実行されたものでした。マカフィーでは、今期だけでも少なくとも20件の世界的なサイバー攻撃を確認しており、その大半はLulzSecによる犯行と予測しています。また、4月に米国のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)が攻撃にさらされ、5月には韓国の農業協同組合も狙われました。
ブラックマーケットで売買されるメールアドレス
スパムボットネットの「Rustock」が2011年第1四半期に遮断されたこともあり、スパムの量は非常に低いレベルにとどまっていますが、今後数か月で活動が急増するのではないかと、McAfee Labsは予測しています。スパムメールの送信数を増やし、より多くのターゲットにリーチする一般的な手法は、メールアドレスのリストを大量に購入し、幅広い層の人々により多くのスパムメールを送りつけることです。これらのアドレスのリストは、ターゲットの所属する組織や所在地域に応じて、様々な価格で売買されています。例えば、米国では100万件のメールアドレスの価格は25ドルですが、英国では150万件のメールアドレスに100ドルの値段が付けられています。
McAfee Labsの2011年第2四半期脅威レポートは、こちらからダウンロードできます。
http://www.mcafee.com/japan/security/threatreport11q2.asp
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