仮想通貨はウェブコンテンツ有料配信の支払い手段として有望だ

 ウェブでコンテンツの有料配布を行なうには、少額決済を可能とするマイクロペイメントの仕組みが不可欠だ。

 仮想通貨の世界では、このためのさまざまな試みが精力的に進められている。

「広告ブロック」が広がると、
課金モデルが必要になる

「広告ブロック」(アドブロック)というアドオン(ブラウザの拡張機能)がある。

 これをインストールすると、サイトを開いたときの画面に、広告が表示されなくなる。単に表示しないだけでなく、ダウンロードすらしない。このため、ページの読み込みが速くなり、快適にブラウジングができる。

 スマートフォンやデスクトップ用にさまざまな広告ブロックが提供されている。

 最もよく使われているのは、アドブロック・プラス(Adblock Plus)だ。

 ごく簡単な手続きでインストールできる。Firefoxの場合だと、「Adblock Plus」で検索し、該当ページで「Firefoxへの追加」のボタンを押すだけだ。無料で利用できる。ただし、寄付の窓口がある。広告が消えて得られる爽快さから、誰もが進んで寄付したくなるだろう。対応ブラウザはFirefox、Google Chrome、Internet Explorer、Safari、Opera、およびAndroidなどがある。