「モクシーに泊まった外国人旅行者が、錦糸町のディープな通りにある居酒屋に行って、熱かんを飲んだりする風景が見られるようになるなど、街が変わっていけば面白い」
東京・錦糸町の活性化に携わる坂井ユカコ墨田区議会議員は、11月1日、錦糸町にオープンするマリオット・インターナショナルの新ブランド、モクシー・ホテルに期待を寄せる。
モクシーは、2014年にイタリアのミラノでスタート。スタイリッシュな雰囲気を売りにし、欧米の主要都市を中心に、現在11店舗を展開している。国内では、錦糸町と同日に、大阪の本町でも開業予定だ。マリオットのブランドだが、経営は不動産投資会社パシフィカ・キャピタルが手掛ける。
モクシーでは、スタッフが宿泊者同士の橋渡しをする役割を積極的に担う。モクシー東京錦糸町を統括する生沼久キャプテンは、「ホテル業界での経験より、お客さまに楽しい時間を過ごしてもらえるコミュニケーション能力を重視し、キャラクターの濃いスタッフを集めている」と明かす。100人ほどを収容できる共用のラウンジでは、DJパーティーなどさまざまなイベントを企画しているという。