お盆休みを過ごしておられる方も多いでしょうが、ご機嫌いかがでしょうか?Uターンラッシュの人・人・人の波にもみくちゃにされ、ご機嫌ナナメかもしれませんね。今回は、身の毛もよだつ「怖い女」の話をご用意しました。ある意味、少しでも暑さを忘れて気分転換してもらえれば嬉しいです。
知らない方が幸せなことまで…
「個人情報ダダ漏れ社会」
お盆休みの旅行先や帰省先、そして里帰り先では、ちょっとした隙間の時間がありますよね。人との待ち合わせやパーキングエリアの休憩、新幹線などでの移動の際に、携帯電話やスマートフォン、タブレットを使って、ぼんやりとネットで検索をしたところ、たまたまこの記事に行き当たったという人もいるのではないでしょうか。
近年、ネット上の「検索力」は驚くほど向上しており、もはや私たちが何を調べたいのかが曖昧でも正解が見つかります。なぜなら、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンの方から、「こんな情報をお探しですか?」と、対人間並みに私たちをエスコートしてくれるのだから。
しかし実際のところ、検索技術の進化は、本当に私たちの生活をハッピーにしてくれたのでしょうか?何でもかんでも「検索できる」ことのデメリットはないのでしょうか?やはり世の中には「知らない方が幸せ」なことだってあるはずです。一例を挙げれば、それは「妻の浮気」――。
今までの浮気は、いきなり白黒をつけようというのではなく、必ずといっていいほど「当たりをつける」という過程が途中に存在していました。例えば、夫は前々から妻の行動パターン(頻繁にトイレに行き、スマホを触る)や、機嫌(外出直後は急に機嫌が良くなる)、日常の変化(携帯を2台持つようになる)などに対して「怪しい」と勘ぐっていたとします。そして後日、具体的な行動(妻の携帯電話を盗み見る、ママ友に聞き込みをする、久しぶりに妻をベッドに誘ってみる…など)を起こす、といったかたちで、ほとんどの場合、「当たり」をつけてから「探り」を入れるという流れを辿るのです。
しかし、最近はどうでしょうか?たまたまネットで調べものをしていたら、あろうことか妻の浮気の足跡を発見してしまった…。しかも、今まで夫の頭のなかに「妻が浮気をしているかも」という発想は微塵もないため、妻のことを疑いの目で見たこともなく、妻に対する不平不満すらほとんどないというのに…。