離婚は夫婦にとって「最後のけじめ」です。離婚には手順があります。今回は、ホストにハマった妻が息子を連れて実家に夜逃げを計画。ホストのドタキャンで計画が露呈し、さらに夫の両親が用意していた学資保険200万円の使い込みも発覚します。夫は妻を裁判にかけての離婚を希望していますが、夫の要求は通るのでしょうか。(露木行政書士事務所代表 露木幸彦、文中は全て仮名)
妻を裁判で裁いて離婚したい
夫婦に何があったのか?
「憎たらしい嫁を裁判で裁いてやりたいんです!」
そう息巻くのは安井裕也さん(31歳)。いくら夫婦の相性が悪く、喧嘩が絶えず、妻のことを多少なりとも「憎たらしい」と感じていたとしても、少々のことでは「妻」を裁判にかけようとは思わないでしょう。心の奥底で「出るところに出てやる!」と思っていたとしても、いくらなんでも夫婦の間で裁判沙汰に発展するには「よほどのこと」があったようです。
<登場人物の属性>
安井裕也(31歳、会社員)
安井美羽(25歳、専業主婦)
安井瑛太(5歳、幼稚園児)