2011年は東日本大震災、円高、ユーロ危機、タイの大洪水と、日本にとっては内外ともに災厄多き年だった。12年はそれ以上に不確実性、不安定性が高まる年となりそうだ、何しろ世界は政治の季節に突入する。1月の台湾総統選に始まり、露、仏、米、韓では大統領選、中国でも政権交代が行われる。北朝鮮情勢も不安材料だ。そうした状況下、12年を予想する上で、何がポイントになるのか。経営者、識者の方々に、アンケートをお願いし、5つののポイントを挙げてもらった。
Photo by Masato Kato
①LCC(格安航空会社)の就航開始
peach、エアアジア・ジャパン等が就航を開始。新たな航空需要を喚起するとともに、日本国内および日本とアジアの交流の活性化に貢献する。
②復興需要が顕在化し、日本経済を下支え
復興予算が成立し、2012年初め以降は公共投資が活性化していく環境が整えられ、円高や欧州債務危機など不安材料はあるが、日本は緩やかな景気回復が継続する。