ただ、注意すべきは、騰落率は高ければ高いほどいいわけではないこと。天井まで上昇してしまえば、後は下落するしかないからです。そういう意味で、今後、価値の上昇が見込める物件は、直近1年間の騰落率の上昇ポイントが1~2ポイント程度にとどまっているところと見るべきでしょう。

 また、騰落率上昇ポイントでは上位にランクインするものの、もともとの騰落率が低過ぎる(マイナス30以下など)場合は、価値が上がったというよりは、単純に「安さ」が注目されて需要が高まり、多少は騰落率がマシになったと見た方がいいでしょう。

 今回は、直近1年間の騰落率上昇ポイント順に、中古マンションと戸建ての相場価格の分かる表を作成しました。また、各エリアごとに、中古マンション事例数の多い上位20駅の表も作成しました。後悔のない物件購入に役立ててほしいと思います。

 それでは次ページから、城北5区(台東区、豊島区、北区、板橋区、練馬区)と、東京市部のランキングを掲載します。

表の算出方法
●配列順/エリアごとに、騰落率上昇ポイントの高い順に上位50駅を並べた。ただし、中古マンション事例数30件以下の駅は切り捨て。●騰落率上昇ポイント/・駅の騰落率は、複数のベンチマーク物件(各期3件以上、同一物件)の騰落率(中古売り出し価格÷新築価格)の平均値で求める。・算出された駅の騰落率から、(2017年の騰落率-16年の騰落率)=上昇ポイントを導き出した。上昇ポイントは小数第2位でその差分を計算して四捨五入しているので、0.1の誤差が出ている場合がある。平均面積が50㎡未満の物件は除外した。●中古マンション販売価格/価格取得時期は2016年2月~17年3月。50㎡以上。売り出し事例数3戸以上。面積、階数、向き、価格で同一と思われるものは1事例としてカウント。築年数20年以下。築年補正10年
データ提供:住まいサーフィン(https://www.sumai-surfin.com/)