面接で「いただく」を連呼…
言葉遣いで損しないコツ
皆さんこんにちは、澤です。
前回の記事「採用面接官を前のめりにさせる『企業研究』『服装と態度』の秘訣」に続き、今回も採用面接をテーマにお送りしたいと思います。
前回は、第一印象のコントロールに重きをおいて、事前の企業調査や服装に関してお伝えしました。この記事では、より具体的な面接での会話のシーンについて考えてみたいと思います。
今回は、三つのポイントをお伝えしたいと思います。いずれも新卒採用にも転職にもご活用いただけます。
(1)言葉の正しさよりもスムーズさを重視して話す
(2)質問をしたらメモをとる
(3)あくまで「対等な情報交換の場」と思って臨む
(1)言葉の正しさよりもスムーズさを重視して話す
採用面接は、会話によって自分のキャリアを切り拓く場です。当然、自分の発言は極めて慎重に行う必要があります。その一方で「面接だから、しっかりと正しい言葉で話さなくちゃ」と思い過ぎると、特に若い世代の人たちはしどろもどろになりがちです。
尊敬語や謙譲語、丁寧語の違いに戸惑いすぎて、意味不明な言葉を発してしまい、肝心の内容が伝えられなかったら、まったく意味がありません。
一つの例を挙げるとすると、「いただく」を連呼してしまうパターンがあります。
「先日の説明会でお話をお聞かせいただき、応募させていただいたのですが、その後で連絡をいただいた方から送っていただいた資料で、さらに御社に貢献させていただきたいと思いました」
これだと、私は脳内で「いただきさん」とあだ名をつけてしまって、それ以外の言葉が入ってこなくなりそうです。この例はさすがに極端ですが、似たようなことはよくあります。