五輪閉幕を待たず
次の大会に出場した強者も

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 平昌五輪が幕を閉じた。

 日本勢は金4、銀5、銅4の計13個のメダルを獲得。1998年長野大会での10個を抜き、冬季五輪参加史上最多メダル獲得記録を更新した。

 13個のメダル獲得シーンはすべて感動的だったし、メダルに届かなかった選手の力を尽くして挑戦する姿も観る者を熱くさせた。

 多くの競技を中継したNHKに寄せられた視聴者のコメントにもそれが表れていた。メダリストに対する「おめでとう」という祝福はもちろん「感動で涙が出た」、「勇気をもらった」といった言葉が並んだ。また、「お疲れさま。大会後はゆっくり休んでください」という労いのコメントも少なからずあった。

 しかし、出場選手の多くに体を休めている暇はない。メダリストはテレビ局から引っ張りだこになるし、所属企業や出身地での報告会が待っている。それどころか、すでに競技に出場している選手もいる。ジャンプは25日にHBC杯が札幌で行われ、男子は五輪に出場した葛西紀明、伊東大貴、小林潤志郎、小林陵侑が出場。五輪ノーマルヒルで7位入賞した小林陵が優勝した。女子は銅メダルを獲得した高梨沙羅は出場しなかったが、伊藤有希と勢藤優花は出場し、五輪で17位だった勢藤が優勝した。スノーボード・ハーフパイプも25日に全日本選手権が岐阜県で行われ、銀メダリストの平野歩夢は欠場したが、男子は五輪7位の片山来夢、女子は同8位の冨田せなが優勝した。優勝者は五輪で味わった悔しさを、この大会にぶつけて力を発揮したにちがいない。