発信担当者の「本心」が見たい
運営体制や媒体特性にも注意

 SNSのビジネスアカウントは、認知拡大や販売促進などのために運用されるものだ。「売りたい」気持ちがあるのは、当たり前だが、あえてそこで本音を出したり、本心を出すというのは、他のアカウントがやらないことであり、とても目立つ。失敗すればリスクになる可能性があるが、受け入れられれば高い人気が出る。

 失敗しないためには、ネットで嫌われて炎上するテーマ、人気が出て拡散されるテーマには、一定のパターンがあることを理解するのが近道だ。

 女性の怒りを買わないか、国際的に見て問題がないか(差別的ではないか)、弱者や差別的に扱われた歴史がある属性の人たちの反感を買わないかという視点は、炎上を避けるために欠かせない。

 ただし、こうした配慮をしていると事務的で窮屈な発信に陥りがちだ。そうならないためには、担当者がある程度自由にツイートできる環境にいることが大切だ。

 既にご紹介したような本音を出すパターンだけでなく、シャープとタニタの公式アカウント同士の交流など、担当者のアドリブで企業という壁を超えたやり取りがなされ、それが人気になることも多い。普段から担当者同士が交流して関係性を作っておき、Twitter上で異色のコラボレーションをするのもお勧めだ。

 なお、「インスタ映え」などで注目を集めるInstagramはユーザー層がまったく異なる。お洒落できれいでビジュアル的な写真がウケる。このように、SNSの特性とユーザー層に合わせたマーケティングをしないと、ウケるはずの演出も台無しになりかねないので注意が必要だ。