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創業100年を迎えたパナソニックで
家電事業への再挑戦が始まる

大河原克行
【第169回】 2018年3月6日
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イノベーションを実用化する
新会社への出資

 そして、最後に触れたのが、オープンイノベーションによる新規事業アイデアの早期事業化である。

 パナソニックは、シリコンバレーに本拠を置く、日系ベンチャーキャピタルのScrum Venturesと共同で、新規事業の創出促進を目指す新会社「BeeEdge」を設立。まずは、パナソニック社内の新規ビジネスアイデアを切り出し、事業化するスタートアップに出資することになる。

 BeeEdgeの社長に就任する春田真社長は、「外部の力を使いながら、パナソニック社内で芽が出ていないアイデアを形にしていくことになる。新たなサービス、新たなプロダクトを生み出し、日々の生活に彩れを加えたり、社会にとって意味のあるものを創出したい。複数の事業を作り出したい」とコメント。パナソニック アプライアンス社の本間社長は、「春田氏は、伝統的な日本の大手企業と、ネットワークのスタートアップ企業の両方の経験を持ち、会話ができる稀有な経営者である。ともに新たな希望の種を育てたい」と語った。

 また、オープンイノベーションでは、AI、ロボティクスの先端技術分野において、千葉工業大学と産学連携を進めていること、デザイン部門でも外部連携を進めていることを紹介。2018年4月に、京都市内に設立するパナソニックデザイン京都に、家電のデザイン部門を集結させ、海外人材の獲得、情報の流動化を加速することで、「京都から新たな家電デザインを発信したい」と述べ、「パナソニック アプライアンス社は、多くの新たなパートナーとともに、次の100年に向けて動き出す」と語った。

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