勘違いに気づけない、悲しい現実!! 本当に儲ける気はあるのか? 残念すぎる投資家から脱却するためには「つまみ食い投資」がおすすめだ!
<教えてくれるのは>
深田晶恵さん
生活設計塾クルー取締役。外資系電機メーカーを経て、1996年、FPに転身。すぐに実行できるアドバイスがモットー。近著に『「投資で失敗したくない」と思ったら、まず読む本』(ダイヤモンド社)
残念すぎる投資家の3タイプ
これまで投資をしたことがない人や、投資をしていても、やり方、その後の対応に問題がある投資家に対して、“つまみ食い投資”を勧めるのはファイナンシャル・プランナー(FP)の深田晶恵さんだ。
「預貯金で運用しても、このご時世お金は殖えないので、投資をしようという意欲があり、熱心に勉強しているものの、投資に踏み切れない人が案外多いですね。また、退職金が出て、運用しないといけないと強迫観念にかられ、投資経験がないまま、金融商品に全額つぎ込んでしまう人もいます。こうした人たちを、私は残念すぎる投資家と呼んでおり、3つのパターンに分けられます」(深田さん)
その3つの病の症状を次に示したが、耳の痛い読者もおられるのではないか。何を隠そう、編集部でも発症しており、前田かな部員は症状2のタイプである。インド・インフラファンドを買ったが、その後、インド経済の動きやファンドの運用成績をウォッチしないまま1年が過ぎた。もちろん、売った経験もまだない。