はじめまして。ずんずんです。
金融系企業でまったりとマネージャーをしています。
最近ブログやツイッターで、若い人から悩みを聞いてほしい! という連絡を頂くようになりました。全員に御会いしてお話を伺わせていただきたいところですが、ずんずんは分身もできなければ、そんなに金もありません……
でも、ざっくり聞いてみると、皆さん人間関係で悩んでいるようですね。ちょうどいいタイミングで連載の依頼をいただいたので、外資系勤務の時代に編み出した私なりの「社内営業術」の話をしてみましょう。

 

  ここは華の東京、丸の内。
  超高層ビルが立ち並ぶオフィス街で、ずんずんさん(24歳)という1人のうら若きOLがいました。

  はぁ…金が欲しい…。

  ずんずんさんは、職場の唯一の安息の場所女子トイレの個室でいつもの様にため息をつきました。

  ずんずんさんは、先月転職したばかりの新人です。
  ずんずんさんは、ぶっちゃけ、使えない新人でした。

  全く新しい仕事で、知らないことばかり。
  ミスも連発、怒られっぱなし。

  余りの使えなさに、オフィスでの地位は最下層でした。

  もはや人間ではない。

  そんな目で同僚に見られていました。

第1話 転職したては最下層

  そんなことを言ったって、全く知らない仕事を、ある程度経験がある人と同じレベルを求められるのは辛いことです。

  やはり、どんなに努力したって、仕事を覚えるにはある程度の時間がかかります。

  その慣れない時間の間をどうするか。
  慣れない間をどう誤摩化すか。

  早く人間になりたいずんずんさんは、必死に考えていました。