いつもの冷蔵庫の食材が簡単! 贅沢レシピに大変身! もう献立に迷わない!
「すごい」と話題沸騰中の志麻さん。処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』 が大きな話題となり、第7刷となった。
ふだんお家で食べたことのない「タンドリーチキン」、「農家の野菜スープ」、「ラタトゥイユ」、「豚肉のビール煮」、「お米のニース風サラダ」、「ローストビーフ」、「アッシ・パルマンティエ」、「ハヤシライス」、「メンチカツ」、「チョコレートムース」など、フランス家庭料理から、和洋中、エスニック、おやつまで秘伝のレシピが多数収録され、ふだん料理をしない人でも、手早く簡単に作れてしまうというから驚きだ。
冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜ、ワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか?
これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。
3時間で15品以上作るという志麻さんの担当編集者のレポートをお送りする。
(撮影:新居明子、構成:寺田庸二)

志麻邸・初訪問記

 初めて志麻さんの手づくり料理をごちそうになったのが、2017年2月14日午後6時。
 バレンタインデーの夜に申し訳なかったが、この日のご指定があったため、担当編集の私は志麻さん邸を初訪問した。

 築60年の古民家。とっても素敵な空間にフランス人のイケメンご主人と猫ちゃんたちがいた。
 あの時はまだかわいいお子さんはお腹の中にいた。

 そこで、一緒に食べたのがこれ。

「かぼちゃのスープ」

「ハンバーグ」

「鶏手羽元のクリーム煮」

「お米のニース風サラダ」

「プリン」

 うまかった。どれもうますぎた。
 自宅でなぜ再現できるのか。
 しかも冷蔵庫の普通の食材を使って。
 調味料も普通の塩・コショウと白ワインくらい。
 キッチンも広くない。火力に秘密があるとは到底思えない。

「ちょっとうまく作れなかったんですよね……」
 と志麻さんは謙遜していたが、ほぼ完璧だった。
「ほぼ」というのは、プリンがやや固めに焼かれていたことくらいだ。

 プリンというと、プッチンプリンなどをイメージするが、志麻さんのプリンはドでかい(上記写真よりとてつもなく大きかった)。
 フランス人は自宅で大きなプリンをよく作るという。
 私が小学校の時、母がプリンをよく作ってくれたが、ここまで大きなプリンは見たことがない!
 一口食べてみて、料理はできないくせに口だけうるさい私も、ただうなずくしかなかった。

 しかも、あんなに小さなキッチン、小さい火口でパーフェクトに仕上げる。
 前日から私をもてなすために、どれほど一生懸命仕込んでくれたんだろう。
 心の中で涙が溢れてくる。
 でも、志麻さんは一言もそんなことを言わない。
 なんて素敵な人なんだろう。
 そして、なんという技術と精神の人なんだ。