中国の飛行機・ホテルのサービスが劇的向上、日本のお株が奪われる!?

日系航空会社のサービスの
「簡素化」に戸惑い

 この頃、とにかく出張が多い。日本国内だけでなく、月に少なくとも1回、多いときには3回は中国を始めとする海外へ飛ぶ。そのため、家の玄関には常時、出張用のスーツケースが置かれているのが我が家の風景になっている。

 出張が多いから、連載コラムの内容にも出張絡みのものが増えている。今回も出張途中、見たこと、体験したことを中心に話をしていきたい。

 海外に行く場合に乗る飛行機について、私はまず日本の航空会社から選ぶ。日本航空(JAL)または全日空(ANA)だ。2社のエアチケットが取れない場合は、アライアンスのことを考えてキャセイパシフィック航空、中国国際航空、深セン航空などを優先して選ぶ。

 それでも取れなければ、そのとき初めて他の航空会社を考える。その場合は、中国系航空会社を始め、アジア系の航空会社を優先して選択する。米国系はあまり積極的に利用しようとは思わない。サービスが悪いからだ。

 これだけ日系航空会社を積極的に利用している人間として、ここ数年、そのサービスの「簡略化」に、戸惑いを覚えることがある。