個人のキャリア向上
見つめるきっかけに

 働く側にとってのメリットも、雇用が安定するだけではない。ハケン2.5で採用された無期雇用の人たちには、さらなる個人のキャリアアップを目指すことを目的とし、派遣社員一人ひとりにキャリアコーチと呼ばれる専属のコーチがつく。

「努力次第では、時給が高く、ボーナスや退職金などもある『キャリアシード』への“昇格”も望めます」(川崎社長)。こうした自分自身のキャリアの向上を目指している派遣社員を積極的に雇いたい構えだ。

 ただ、他社で就業していた派遣社員にまで手を差し伸べる必要はあるのか。「事業計画にも示しているように、われわれの会社だけではなく、『あたりまえの世の中をつくる』ことを目的にしています。したがって、業界全体が切磋琢磨しあい、よりよいサービスを作りたいと考えているのです。そのためには、こうした取り組みを業界に広げいきたい。その先頭に立てれば本望ですね」と川崎社長は意気込む。

 ハケン2.5の応募基準は、現在の就業先に2.5年以上働いていることが原則だが、相談などには応じるという。現在の派遣就業に不安がある人は相談してみるのも手だ。ハケン2.5への問い合わせはアデコ株式会社キャリア推進室ADE.JP.MUKI-info@jp.adecco.comまで。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 小野寺暁子)