10年超放置したままにすると
自分の口座のお金はどうなる?

 さてここまで読むと、法律施行後は「預金口座を10年超放置すると、自分のお金は没収されてしまうのか」と気になることだろう。

 結論から言うと「休眠預金となっても、解約できる」のである。ただし、いったん預金保険機構に移管されてしまうと、解約手続きをして現金を受け取るために日数を要する可能性が高い。

 私が現状の「各行管理の休眠預金」を解約するのに、口座開設支店への照会・回答待ちで30分以上の時間を要したくらいだ。来年以降、預金保険機構に移管されると、その場ですぐに解約とはならないことが十分に予想される。

 ちょうど夏休みシーズンなので、これを機会に長らく使っていない預金がないか、通帳の整理をすることをお勧めする。家族にもチェックするよう号令をかけたら、夫、同居の義母にそれぞれ1口座ずつ休眠状態の預金が見つかった。

 残高は夫が9700円、義母は6000円なので、わが家の場合は全員1万円未満。来年まで放置しておくと、郵送による通知状がくることもなく、預金保険機構に移管されるケースだ。見つけておいてよかった。

 休眠預金が見つかったら、まず口座を開いた支店に「休眠状態の預金を解約したい」と電話しよう。電話1本入れておくと、紙ベースの帳票調査を事前に済ませておいてくれるで、私のように支店で長らく待つことを避けられる。その時に来店時に必要な持ち物も教えてくれるだろう。

 支店が統廃合されて口座開設支店がない場合や、銀行が合併されているなら、銀行のコールセンターへかけ、同様のことを言えばいい。

「休眠預金活用法」の話は、2009年1月から10年が経つ今年の年末にメディアの話題になりそうだ。その時期に「今年中に解約するのがスムーズ」と言われても、12月は何かと忙しいので、結局銀行に行けずじまいになると思われる。

 そういう意味で、行動を起こすなら今が最適だ。お盆の時期も銀行は営業しているので、夏休みの少しの時間を利用して、解約手続きをするといいだろう。それで外食代くらいの現金が手に入ったら楽しい。