結婚しない人たちが増えている
結婚しない人たちが増えている Photo:PIXTA

急上昇する「生涯未婚率」

 最近、ある取材で「今の日本、どんどん結婚しない人が増えてきているように思います。何か原因はあるのでしょうか?」という質問を受けた。

 2015年の国勢調査による生涯未婚率は男性23.4%、女性が14.1%である。この数字は、2000年には男性12.6%、女性5.8%、1990年にはそれぞれ5.6%、4.3%だった。

 寿命が延び、かつ晩婚化が進んでいる今日、「50歳まで未婚の人」を「生涯未婚」と決めつけていいのかという「生涯未婚率」の定義には少々議論があってもよかろうが、「結婚しない人」が顕著に増えていることは間違いない。 

 さて、原因は何なのだろうか?

 おそらく、複合的に関連する理由が複数あると思われる。要因とその影響度の大きさを正確に特定することは、簡単ではなさそうだ。

 手掛かりを得るために、経済常識的に考えるとすると、「結婚する」という選択肢のベネフィット(便益)とコスト(費用)から整理するべきだろう。