ロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は25日、北米自由貿易協定(NAFTA)の改定について、カナダを抜いた米国とメキシコだけで先に進める用意があることを明らかにした。ライトハイザー代表はニューヨークでの会合の際、カナダと「われわれとの間には依然としてかなりの隔たりがある」とし、「カナダが後から加わるなら、そうなるだろう」と話した。トランプ政権は先月、メキシコとNAFTA改定を巡り大筋合意したと発表した。カナダの参加の有無に関わらず、メキシコの政権交代に間に合うように、11月下旬に新協定に署名する意思を議会に通知する意向を表明した。メキシコでは12月にロペスオブラドール政権が誕生する。