ジョン・フラナリー氏は25年間苦労を重ねた末に、米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)のトップの座を射程内に収めた。それから4年間、ライバル4人との後継者争いを戦い抜き、勝者となった。報奨として与えられたのは、わずか14カ月という最高経営責任者(CEO)としての短い日々だった。。ジェフ・イメルト前CEOの長い任期中、リターンの低さに耐えてきた取締役会だが、昨年6月のフラナリー氏就任後、同社の株価は半分に落ち込んだ。一方、S&P 500種株価指数はこの間に約18%上昇している。われわれは企業トップが長く君臨することを称賛しがちだが、調査によると、取締役会がじっと黙認するケースは徐々に減っており、それは良い兆候だ。研究チームが数百社の大企業を対象に10年分の業績や株価を分析したところ、「最適の在職期間」は4.8年だと分かった。
短くなるCEOの任期、企業には良いことか
最新の犠牲者となったのはGEのフラナリー氏 調査結果では4.8年が最適
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