「病院に通うのをやめさせて」がんの進行が止まった余命1カ月半の患者…残された時間の使い道【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎は第4外科で研修中だが、がん患者たちが苦しむ姿に斉藤は打ちのめされる。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第74話「普通の最期」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公は永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎、25歳。第4外科で研修中だ。

 指導医である庄司の担当患者で43歳の主婦・辻本良江は、がんで余命1カ月半もない状況だ。もう治療法はないと思われたが、本来は投与できない未承認薬・TS-1の投与が始まった。

 そんな中、医師の宇佐美が、以前、辻本と話したことのある内海という女性患者が亡くなったと伝える。亡くなる前に内海は「あの人(辻本)と話せてよかった」と言ったという。そして、辻本が内海の孤独を埋めることができたのではないかと話す。

 斉藤は当直中、別のがん患者が苦しんでいるのを見かけて、担当医に電話をする。すると、その担当医は全身麻酔薬か何かを投与して「意識レベルを落としとけ」と乱暴に答えるだけだった。付き添いの家族も「もう助かんないならどうしたっていいから楽にしてやって下さい」と言う。

 がんで亡くなっていく患者のリアルな姿を見て、何もできないことに打ちのめされる斉藤だった。

 一方、辻本は余命1カ月半の期間を過ぎたが、がんの進行はなぜか止まっていた。しかし肺に水が溜まり、だるい状態が続いている。

 それでも辻本はもう病院に通うのをやめたいという。「どうしてもやりたい事があるんです」と言うのだった。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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