【ドバイ】サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館に入ったあと行方不明になった事件から、まだわずかに2週間と数日が経過しただけだ。しかし、その影響が中東の勢力図を大きく塗り替え、この地域における米国の影響力をそいだことは既に明らかだろう。  トルコの当局者によれば、カショギ氏は10月2日に総領事館に入った直後に殺害され、ばらばらに切断された。その報道は世界中で嫌悪感を引き起こし、サウジに対する広範な非難につながった。