米国のロバート・モラー特別検察官が率いる捜査官らは、ドナルド・トランプ米大統領のアドバイザーを長年務めるロジャー・ストーン氏が機密情報告発サイト「ウィキリークス」に関して行った発言を調査している。捜査の証人と事情に詳しい関係者の話で明らかになった。2016年に同氏が主催した一連の電話会議の参加者や、オンラインで公開されウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した会議録音の一つによると、ストーン氏は16年8月の少なくとも2回の電話会議で、大統領選に影響するはずの情報をウィキリークスが選挙前に公開する予定だと述べていた。この会議はオンラインで宣伝され、ストーン氏は「究極の政治インサイダー」を自称していた。