メキシコとの国境に接する米テキサス州グランジェノ。この国境の町では5日朝、十数人の米陸軍兵士らがメキシコへと続く橋に沿って立てられた錬鉄製の柵の上に大量のコイル状の有刺鉄線を広げていた。カンザス州フォートライリーの第36工兵旅団から派遣された兵士らは、ヘルメットを被っているものの、武装はしていないようだった。彼らは「忠実な愛国者作戦」の一環として過去数日に米南西部の国境地帯に配置された何千人もの兵士の一部なのだ。テキサス州のリオグランデ渓谷一帯の国境検問所周辺のホテルには、兵士らがあふれ、コイル状の有刺鉄線を満載した複数のトラックが到着していた。彼らは米税関・国境警備局(CBP)職員らへの支援を開始したのだ。
メキシコ国境、米軍への最初の命令:有刺鉄線の設置
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