トランプ大統領Photo:Reuters

 ドナルド・トランプ米大統領の今後の政権運営に大きな影響を与える中間選挙が6日投開票され、下院は民主党が過半数議席を奪還した。一方、上院では共和党が過半数を維持した。連邦議会は「ねじれ」状態となる。

 異例の注目度となった今回の中間選挙では、トランプ大統領に初の審判を下すべく、多くの有権者が投票所に押し寄せた。

 知事選では、注目された複数の州で民主党候補が勝利。カンザス州でトランプ氏が支持するクリス・コバック候補が敗れたほか、イリノイ州、ミシガン州、ミネソタ州でも共和党が敗れた。一方、フロリダ州では同州初の黒人知事を目指した民主党候補のアンドリュー・ギラム氏が敗れ、共和党のロン・デサンティス候補が勝利した。

 今回の結果は有権者の分断をあらためて示した。トランプ大統領に対する評価をはじめ、ヘルスケアと移民問題など米国が直面する主要な問題の全てで意見の対立がみられた。

トランプ大統領の存在感

 選挙戦終盤、トランプ氏は大きな存在感を示した。全米各地を遊説して回り、この中間選挙は自身への信任投票だと呼びかけた。

 有権者はそのメッセージを受け止めたようだ。「APボートキャスト(AP VoteCast)」の調査では、有権者の64%はトランプ氏が投票の判断材料の1つだと回答。同氏への反対表明のために投票すると答えた人は支持表明のためと答えた人を上回った。