仕事は将棋に置き換えて考えれば全てうまくいく、その理由とは
将棋とビジネスの結び付きはあまり語られない。ところが、仕事は将棋に置き換えて考えれば全てうまくいくのだ。その理由とは Photo:PIXTA

空前の将棋ブームなのに
なぜビジネスに応用しないのか

 いま、明らかに将棋が「キテる」。

 主婦向け雑誌『家庭画報』が、2018年1月号で「将棋盤・駒セット」を付録につけたら、たちまち完売したというウワサを聞いたとき、そのムーブメントを実感した。

 なんと言っても、オジサン向けの『サライ』とかではなく、お姉さま向けの雑誌で、なのだから――。これは、漠然とであれ自分の子どもに「デキル人になれそうな」将棋を始めさせたいと考える母親が、増えているからだろう。

『家庭画報』の成功をすかさず若者向け男性ファッション誌『smart』が吸収し、4月号でポータブル将棋セットを付録に付けていたのが、いかにも「機を見るに敏」の宝島社テイストだったが、つまり、各世代で将棋に熱い視線が向かっている証と言ってよいだろう。その火付け役はもちろん、この人。

 藤井聡太七段が、先日、新人王戦に優勝して史上最年少記録を更新し、いよいよタイトル獲得への足音も聞こえるようになってきた。これまた史上最年少記録更新への期待がかかる。と、昨年あたりから藤井七段の話題で注目が集まる将棋界だが、それ以外にも近年、将棋をめぐる話題は豊富だ。

 たとえば、漫画からテレビアニメとなった大ヒット作品『3月のライオン』。藤井七段と入れ替わるかのごとく引退し、ユニークな言動で一躍人気タレント(!?)になった感のある「ひふみん」こと加藤一二三元九段の怪気炎。天才・羽生善治竜王の国民栄養賞授賞、藤井七段に対する敗北、タイトル通算100期への挑戦。そして、松田龍平主演の映画『泣き虫しょったんの奇跡』の公開。

 このように将棋がメディアを賑わすなか、語られていないことが「もったいない……」と思うことがある。「将棋とビジネスの結び付き」が、あまり語られないということだ。